中山の大フジ
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概説

樹齢は約300年余りと推定される[1]。江戸時代の享保年間、当地で造り酒屋を営んでいた万蔵という人物が、上方見物の折に「野田の藤」の美しさに感銘を受け、持ち帰った種を自宅に植えたのが始まりと伝えられている。その後、成長したフジは現在の中山熊野神社境内に移植され、地域住民や保存会によって大切に保護されてきた。1977年(昭和52年)4月には、その歴史的・植物学的な価値が認められ、福岡県の天然記念物に指定された。境内には約350坪(約1,100平方メートル)に及ぶ広大な藤棚が整備されている。開花期には、1メートル以上にもなる長い花房が垂れ下がり、石橋とフジが織りなす景観は同地の象徴的な風景となっている[2]。
