中村一成
日本のジャーナリスト
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中村 一成(なかむら・いるそん、1969年 - )は、フリージャーナリスト。元毎日新聞社記者[1][2]。在日朝鮮人、移住者・難民、死刑制度などを主題に取材・執筆し、映画評の執筆も行う[3][4]。2009年の京都朝鮮学校襲撃事件を題材にした『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件 : 〈ヘイトクライム〉に抗して』(2014年)などで知られる[5][6]。
なかむら いるそん 中村 一成 | |
|---|---|
| 生誕 |
1969年(56 - 57歳) 日本・大阪府 |
| 出身校 | 立命館大学文学部 |
| 職業 | フリージャーナリスト(元毎日新聞社記者) |
| 代表作 |
『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件』 『ルポ 思想としての朝鮮籍』 『ウトロ ここで生き、ここで死ぬ』 |
来歴
大阪府寝屋川市生まれ[5][7]。父は日本人、母は在日2世の家庭に育つ[5]。母は自身のルーツを明らかにしなかったが、本人は成長の過程で出自を意識し、「自分は何者なのか」と考えるようになったという[5]。
大学を卒業後、1995年に毎日新聞社へ入社[5][7]。京都支局勤務を経て、2000年から宇治市のウトロ地区の取材を本格化させた[5]。その後、大阪本社(大阪社会部・学芸部など)へ配転となった[7][5]。
2009年12月、京都朝鮮第一初級学校に対する在特会メンバーらの襲撃事件が発生。当時は大阪本社勤務で、記者として十分に継続取材できないもどかしさを抱き、「いま、やるべきことに専念したい」として2011年に退職、フリーランスへ転じた[5][7]。同事件の取材をもとに、2014年『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件 : 〈ヘイトクライム〉に抗して』を刊行[1]。その後もウトロ地区の取材を継続し、2022年に『ウトロ ここで生き、ここで死ぬ』を刊行した[5]。
著書
単著
- 『声を刻む : 在日無年金訴訟をめぐる人々』インパクト出版会、2005年6月、ISBN 4755401534
- 『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件 : 〈ヘイトクライム〉に抗して』岩波書店、2014年2月、ISBN 978-4-00-025964-4[1]
- 『ルポ 思想としての朝鮮籍』岩波書店、2017年1月[4]
- 『映画でみる移民/難民/レイシズム』影書房、2019年10月
- 『ウトロここで生き、ここで死ぬ』三一書房、2022年4月、ISBN 978-4-380-22003-6[5]
- 『今日に抗う : 過ぎ去らぬ人々』三一書房、2024年9月[8]
共著
- 『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか : 差別、暴力、脅迫、迫害』(担当範囲「被害者が受ける苦痛と被害」)前田朗, 安田浩一, 鵜飼哲, 師岡康子ほか:著、三一書房、2013年11月、ISBN 978-4-380-13009-0
- 『ヘイト・スピーチの法的研究』金尚均:編, 森千香子, 安田浩一, 中村一成, 遠藤比呂通, 小谷順子, 櫻庭総:著、法律文化社、2014年9月
- 『ひとびとの精神史. 第9巻』(担当範囲「ヘイトクライムに抗する在日コリアンたち」)岩波書店、2016年7月
- 『「共生」を求めて : 在日とともに歩んだ半世紀』 田中宏:著, 中村一成:編、解放出版社、2019年9月
- 『「生きること」の問い方 : 歴史の現場から』(担当範囲「近代日本を漁業出稼ぎで生きる」)大門正克, 長谷川貴彦:編著、日本経済評論社、2022年1月
- 『交差するパレスチナ : 新たな連帯のために』(担当範囲「パレスチナの歴史的鏡像としての在日朝鮮人」)新教出版社、2023年3月
寄稿・解説など
- 『死刑映画・乱反射』(「死刑を素材にフィクションを描く」石原燃, 中村一成:述)インパクト出版会、2016年5月
- 『真の連帯への問いかけ : 「朝鮮人の人間としての復元」ほか』(解説「『私』が『私たち』となるために」)金時鐘:著、藤原書店、2020年6月
- 『朝鮮籍とは何か : トランスナショナルの視点から』(コラム「『思想としての朝鮮籍』を追って」)李里花:編著、明石書店、2021年1月
- 『インターネットとヘイトスピーチ : 法と言語の視点から』(巻頭エッセイ「SNSと人権」)中川慎二, 河村克俊, 金尚均:編著、明石書店、2021年3月
ほか