中流階級
社会学などで定義される階級
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概要

第三次産業従事者から公務員、中小産業資本家まで幅広い人々が含まれ、先進工業国では人口のほとんどがこの階級に含まれるとされる。
生活のために労働する必要があるという点で上流階級と異なるが、単純労働や肉体労働ではなく知的労働を行う点で労働者階級とも区別される。
中産階級は、さらに上位中産階級(Upper-middle class)と下位中産階級(Lower-middle class)に細分化される。しかしながらそれぞれの階級の境界はしばしば曖昧となり、たとえば上位中産階級は伝統的に上流階級との人的交流が相続制度上頻繁に見られ、イギリスでは上流階級のライフスタイルを踏襲するジェントルマンやダンディも出現するなど、上流階級との境界は不明瞭であり、下位中産階級は労働者階級(プロレタリアート)や下級階級(プレカリアート)と不可分の関係にある。そのため保有資産の観点からすれば、中流階級は富裕層から貧困層までをも内包する幅広い定義となっており、この「中流階級」という用語自体に本来個人の経済力を指し示す意味合いはない。
構成の多様さから複数形で「中流諸階級 (middle classes)」と呼ばれる事もある。一般的には中産階級(ブルジョワジー)の意で使われることが多い。厳密にはマルクスが生産手段という観点から中産階級を規定したのに対し、「中流階級」には教員、自由業者、法律家など生産手段や階級闘争に関連しない職業が含まれる点で異なる。
