本遺跡は、菊池台地のほぼ中央に位置する、標高85メートルの二子山という丘陵に所在する。周囲の畑地との比高は15メートルほどである。2か所ある丘陵頂部にはいずれも古墳が築成されている。この丘陵一帯に石器未成品や石材が散布していることは、1930年に二子山の古墳を調査した坂本経堯(熊本県出身の考古学者)によって明らかにされていた。1964年の調査であらためて遺跡の存在が確認され、1965年から1970年まで4次にわたる調査が実施された。その結果、丘陵の全域、南北180メートル、東西200メートルほどの範囲に石材の散布が認められた。