炭酸エステル From Wikipedia, the free encyclopedia 炭酸エステル(たんさんエステル、carbonate ester)は有機化学における官能基の一種で、炭酸の2つの水素原子をアルキル基で置き換えたものである。 RO − C ( = O ) − OR ′ {\displaystyle {\ce {RO-C(=O)-OR'}}} の構造を持つ[1]。 炭酸エステルの一般構造式 一般に酸性には強いが、塩基性条件下では容易に加水分解を受け、二酸化炭素とアルコールを発生する。 ホスゲンとアルコールの反応で合成するのが一般的である。炭酸ジフェニルとアルコールとのエステル交換反応、一酸化炭素とアルコールの金属触媒による反応なども用いられる。 誘導体 炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチレン(エチレンカルボナート)、炭酸プロピレン(プロピレンカルボナート)は溶剤、電解液などとして利用される[2]。 ポリカーボネート樹脂は、ビスフェノールAが炭酸エステル結合によって多数連結したものである。ビスフェノールAとホスゲンまたは炭酸ジフェニルとの反応で合成され、耐衝撃性・透明性などを生かして各分野に幅広く応用されている。 有機合成分野においては 1,2- および 1,3-ジオールの保護基として利用される。水酸化ナトリウム水溶液などの作用で脱保護できる。 脚注 [1]“炭酸エステル”. コトバンク. 2024年10月5日閲覧。 [2]“炭酸エステル”. 安藤パラケミー株式会社. 2024年10月5日閲覧。 関連項目 炭酸塩 エステル 硫酸エステル 硝酸エステル リン酸エステル Related Articles~TimelinesTop QsFact Checks