五次函数 From Wikipedia, the free encyclopedia 五次関数(ごじかんすう、英: Quintic function)は、次数が5である多項式によって定義される関数である。 一般に、一変数の五次関数は次の形式で表される。 f ( x ) = a x 5 + b x 4 + c x 3 + d x 2 + e x + f ( a ≠ 0 ) {\displaystyle f(x)=ax^{5}+bx^{4}+cx^{3}+dx^{2}+ex+f\quad (a\neq 0)} ここで、係数 a , b , c , d , e , f {\displaystyle a,b,c,d,e,f} は通常、実数または複素数の定数である。 五次関数は次数が奇数であるため、以下の性質を持つ。 無限遠での振る舞い: x {\displaystyle x} が正または負の無限大に向かうとき、関数の値も必ず正または負の無限大へ発散する。このため、グラフは必ず少なくとも1つ以上の実数解(x切片)を持つ。 形状: グラフは最大で4つの極値(極大値と極小値)を持ち、最大で3つの変曲点を持つ。外形は三次関数に似るが、より複雑な起伏を持つことが可能である。 五次方程式の解法 五次関数 f ( x ) {\displaystyle f(x)} を 0 と置いたときに得られる五次方程式は、数学史上重要な意味を持つ。 アーベル–ルフィニの定理 二次方程式、三次方程式、四次方程式とは異なり、一般的な五次方程式には、係数に対する四則演算と冪根(ルート)の組み合わせのみによる代数的な解の公式が存在しない。これは19世紀初頭にニールス・アーベルとパオロ・ルフィニによって証明された。 特殊関数による解法 代数的な解の公式は存在しないが、楕円関数(テータ関数)や超幾何関数を用いることで、解を一般的に記述することが可能である。これはシャルル・エルミートやフェリックス・クラインらによって示された。 導関数 五次関数を微分すると、その導関数は四次関数となる。 f ′ ( x ) = 5 a x 4 + 4 b x 3 + 3 c x 2 + 2 d x + e {\displaystyle f'(x)=5ax^{4}+4bx^{3}+3cx^{2}+2dx+e} この四次関数の零点を求めることで、元の五次関数の極値を特定できる。 関連項目 多項式 五次方程式 アーベル–ルフィニの定理 ガロア理論 Related Articles