井上武史 (憲法学者)
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主張
テレビ朝日『報道ステーション』が2015年6月6日から12日にかけて『憲法判例百選』の執筆者に行った平和安全法制に関するアンケート[5]において、「憲法には集団的自衛権の行使について明確な禁止規定は存在しない」などとして「憲法違反の疑いはない」と回答した[6]。この件は同年6月9日の『報道ステーション』でも放送された[7]。
RKB毎日放送によれば、放送後、インターネット上に井上を中傷する書き込みが相次ぎ、中には殺害予告のような書き込みもあった。井上は同放送の取材に対し、「日本は『表現の自由』があるという国なので、残念なことだとは思っています」とコメントした[8]。
朝日新聞が憲法学者209人に対して実施した平和安全法制に関するアンケートにおいても平和安全法制は憲法違反には当たらないという見解を示し、アンケートの付記の欄において「おそらく、貴社の立場からすれば、このアンケートは、憲法学者の中で安保法制の違憲論が圧倒的多数であることを実証する資料としての意味をもつのだと思います。しかし、言うまでもなく、学説の価値は多数決や学者の権威で決まるものではありません。私の思うところ、現在の議論は、圧倒的な差異をもった数字のみが独り歩きしており、合憲論と違憲論のそれぞれの見解の妥当性を検証しようとするものではありません。新聞が社会の公器であるとすれば、国民に対して判断材料を過不足なく提示することが求められるのではないでしょうか。また、そうでなければ、このようなアンケートを実施する意味はないものと考えます」と朝日新聞の立場を批判した[9]。