Adagio - Allegro - Andante sostenuto
通常の交響曲の第一楽章と緩徐楽章が結合した楽章。
序奏から前半は、Adagioの序奏(4/4拍子)とAllegroソナタ形式の主部(6/8、2/4拍子)で構成される。序奏5小節目からのホルンの旋律は、この交響曲における主要動機の一つである。序奏から主部へ移行する直前に一度Andanteとなり、木管楽器の聖歌のような部分があるが、これがこの交響曲の循環主題であり、度々用いられる。
主部はホ短調の調号がつけられているが、実質ロ短調である。臨時記号や半音進行も多く用いられ、オルガン交響曲から想像されるヴィドールの楽曲像とはいくらか異なる。主部は時折中断し、前述の聖歌旋律が今度はオルガンによって演奏される。
主部は完全に解決されることなく、ロ音を含む減七の和音によっておわり、オルガンや各管楽器のソロによってAndante sostenutoの後半へと移る。こちらは小ロンド形式(3/4拍)であり、その主部が聖歌旋律である。いくらか発展したのち、静かに変ニ長調で終わる。
Vivace - Poco a poco moderato - Allegro - Largo
この楽章は、スケルツォ楽章とフィナーレの結合した楽章である。
前半のスケルツォは三部形式、6/8拍子のホ短調で、大変忙しい旋律である。中間部は2/4拍子で、再現部ははじめと異なる展開をするが、この部分も完全に解決せず、第1楽章序章の旋律などを合わせながら次第に盛り上がっていき、その頂点でオルガンがこの楽章で初めて、聖歌旋律によって荘厳に登場する。このオルガンとAllegroの管弦楽の対話が四度繰り返され、後半のPoco a poco moderatoへ移る。
後半は3/4拍子、ハ長調から始まるが、調性は一定せず、また形式も自由であり、既出の動機に加えて新しい動機を加えながら、最終的にLargoのホ長調に至り、トランペット、トロンボーン、オルガンが聖歌旋律と序奏の動機を高らかに歌い上げ、曲を締める。