孤独死した老女、元売春婦、辺境の孤島に住む人々、鉄くずの仕切り屋、革命家、詐欺師など陽の当たらない場所で人知れず生きる人々を描いている。「おばあさんが死んだ」「棄てられた女たちのユートピア」「視えない共和国」「ロシアを望む岬」「屑の世界」「鼠たちの祭」「不敬列伝」「鏡の調書」の全8編。1995年にはそのうちの一編である「鏡の調書」がNHKでテレビドラマ化され、2010年には全8編のうちの4編(「屑の世界」「鏡の調書」「おばあさんが死んだ」「棄てられた女たちのユートピア」)が東京芸術大学の大学院生によって映画化された[1]。