人形はなぜ殺される
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主な登場人物
- 神津恭介
- 「日本の三大名探偵」の一人。
- 松下研三
- 恭介の旧友の探偵作家。元・捜査一課長・松下栄一郎の弟。本作のワトソン役。
- 京野百合子
- 冷たい美貌の福徳経済会事務員。手品趣味を持つ、日本アマチュア魔術協会会員。犯人の手にかかる。実は現・綾小路元子爵の庶子。
- 綾小路滋子
- 現・綾小路元子爵の長女。精神分裂症のため、十数年間にわたり沢村精神病院に入院している。
- 綾小路佳子
- 現・綾小路元子爵の次女。明朗闊達な20歳すぎの美人だが、愛する水谷を百合子殺害犯と名指しする匿名の告発状に悩む。
- 綾小路典子
- 現・綾小路元子爵の三女。おっとりした20歳前の美少女。第4の殺人予告を受けとる。
- 綾小路実彦
- 年老いた綾小路元子爵家・現当主。没落した家門を再興すべく、水谷に接近する。膀胱癌を患い余命幾ばくもない。
- 水谷良平
- 福徳経済会専務。戦後の混乱期に一代で財を成した傑物。日本アマチュア魔術協会会員。綾小路佳子の婚約者。戦時中、先代綾小路子爵により執拗な迫害を受けた過去がある。
- 中谷譲次
- 元手品師の、日本アマチュア魔術協会顧問。喫茶店「ガラスの塔」マスターでもある。終始謎の人物だが、事件解決にきわめて重要な、ある示唆を恭介にする。
- 中谷ゆみ子
- 譲次の妻。水谷と不倫関係にある。
- 沢村幹一
- 沢村精神病院副院長。年老いた父にかわり、病院を運営している。滋子の主治医。
- 杉浦雅男
- せむしの自称・詩人。いつも意味不明な警句を呟いている、日本アマチュア魔術協会会員。嫌味な毒舌家で、醜聞に詳しい。実はゆすりたかりを生業としており、最近急に羽振りがよくなっていた。絶対に犯行が不可能にもかかわらず、物語終盤に自らを犯人だと強硬に主張する。