人間開発
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その領域には、能力アプローチを中心に据えた人の状態の探求が組み込まれている。国連は不平等調整人間開発指数を使って、人間開発の具体的な前進を評価している。これは、経済的な成果だけを追求する考え方とは異なり、社会的公正を重視した進歩の捉え方を提案するものだ。
国連開発計画は、人間開発を「人々の選択の範囲を拡大する動き」として捉えている。この選択の範囲とは、「健康で長生きをし、教育を受ける機会を得て、適切な生活水準を享受する」能力や「政治的権利、保障された基本的人権、自己評価の様々な側面」を享受する能力を意味する[2]。従って、人間開発は、単に経済成長という手段を超えた、人々の選択肢を増やすことに関わるものである[3]。この選択肢を増やす基盤としての人の能力、つまり、人々が人生で達成できるまたは成り得ることの幅を作り出すことがキーとなる。能力は、「価値ある生活を生きるための実質的な自由」を指す[4]。