今村核
From Wikipedia, the free encyclopedia
神奈川県出身。1962年に生まれ、東京大学法学部を卒業後、1992年に弁護士登録を行ったとされる。登録後は一貫して東京の旬報法律事務所に所属し、第二東京弁護士会に加入した。[4][3]
刑事事件、とりわけ自白の信用性や取調べの問題が争点となる事件を多く担当し、日本の刑事裁判における有罪率99.9%とされる状況の中で、約14件におよぶ無罪判決を獲得したと報じられている。[2][5]
弁護士としての実務活動に加えて、日本弁護士連合会全国冤罪事件弁護団協議会座長、自由法曹団司法問題委員会委員長、法と心理学会理事などを務め、えん罪事件の検証や刑事手続の改善に関する発言を行った。[3][6]
2022年8月20日ごろ死去。享年59。訃報は旬報法律事務所および報道機関を通じて同年10月以降に公表された。[4][1]葬儀は近親者のみで営まれた。[4]
人物・評価
日本の刑事裁判で無罪が極めて少ないなか、えん罪とみなされる事件に粘り強く取り組む姿勢が高く評価された。[2][7] 取調べの録音・録画、供述調書の信用性に対する厳格な検証、科学的・心理学的知見の活用などを重視するスタイルで知られ、裁判員裁判や再審請求事件にも積極的に関与したとされる。[3][6][8]
その人柄については、「弱者への視点」を大切にし、経済的利益にならない事件にも全力で取り組んだ弁護士として紹介されている。[9] 趣味は将棋や、生物学・認知心理学・情報科学といった人間科学分野のリテラシーを学ぶことであり、これらの知的関心が供述心理や証拠評価をめぐる実務にも反映されたとされる。[3]
日本テレビ系ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(2019年)に登場する主人公のモデルの一人とされ、えん罪事件に真摯に取り組む弁護士像を広く一般視聴者に印象づける契機ともなった。[10]