仕送り暮らしの男

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仕送り暮らしの男(しおくりぐらしのおとこ、英:remittance man、リミッタンスマン)とは、イギリス本国の家族や親族からの定期的な仕送りにより生活を支えられながらイギリス国外に滞在する者のことである。家族にとって望ましくない存在であり、多くの場合はイギリス植民地への移民となった[1]。なお、remittanceとは「送金」の意である。

カナダ百科事典によればリミッタンスマンとは「かつて、特に第一次世界大戦より以前の西部で広く使われていた用語で、通常は帰国して家族の恥の原因にならないように、イギリスの家族から送金された資金でカナダに住んだ移民を指す」とある[1]

オックスフォード英語辞典によればさらに「家庭で好ましくないと考えられる者に対して、あるいは比喩的に」用いられるとし、リミッタンスマンという用語は1874年に植民地時代の用語として使用されたものがあり、T・S・エリオットの1958年の戯曲「エルダー・ステイツマン」では主人公の息子が仕事を見つけようとする父親の試みに抵抗する場面で「ロンドンから来たやつを皆が嘲笑するような場所だ。ある仕事なんてそのライミー(イギリス人を侮蔑した呼称)のリミッタンスマン向けのものばかりだ」とある。オックスフォード英語辞典は「リミッタンサー(remittancer)」も挙げるが、この用語は1750年のものである。

事例

脚注

関連項目

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