伴走者 (小説)

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著者 浅生鴨
発行日 2020年2月14日
発行元 講談社
伴走者
著者 浅生鴨
イラスト agoera
発行日 2020年2月14日
発行元 講談社
ジャンル 小説
日本
言語 日本語
形態 文庫判
ページ数 336
コード 978-4-06-518255-0
ウィキポータル 文学
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伴走者』(ばんそうしゃ)は、浅生鴨による日本の小説作品。装丁は城所潤。

障害者スポーツであるブラインドマラソンブラインドアルペンスキーにかける競技者の情熱とそれに手を貸すサポート選手の葛藤を描く。

小説では2020年に東京オリンピックが行われている設定だが、実際には新型コロナウイルス流行の影響により2021年に延期されている。

夏・マラソン編
速いランナーではあるが世界陸上五輪などの大舞台で日の丸を背負うことなく、キャリアを積み重ねてきたマラソンランナーの淡島。そんな彼の元に、元サッカー選手で、ブラインドマラソンの選手である内田から、伴走者としての協力を求められる。
自己中心的で不遜な態度を取る内田に淡島は反発するが、自身に対してもプレッシャーをかけ続けるストイックな内田の姿勢に、徐々に影響を受けてゆく。
冬・スキー編
製乳会社の優秀な営業マンである立川に、社命でパラスポーツに関わる事を命じられる。嫌々ながら、スキー場を訪れた立川であったが、そこで、目が見えないハンデなどまるで感じさせない天才スキーヤー・晴と出会い、その滑りに魅了される。

登場人物

夏・マラソン編

淡島 祐一(あわしま ゆういち)
かつては実業団の選手だったが、今は一般企業に勤めるシステムエンジニア。今も大会に出場し、冷静なレース運びが身上の選手。彼の有する豊富な知識、経験を欲して、ブラインドマラソンのランナーである内田が接触してくる。
内田 健二(うちだ けんじ)
ブラインドマラソンの選手。元サッカー選手。全く無名の存在ながら単身ヨーロッパに渡り、厳しい環境の中努力を重ねて頭角を現した。交通事故に遭い過酷なリハビリに耐え肢体の自由は取り戻したが、視力だけは回復しなかった。

冬・スキー編

立川 涼介(たちかわ りょうすけ)
学生時代はランキング1位の実力者だったが、世界選手権やオリンピック出場も夢ではない地位を捨て引退する。卒業後は一般職として製乳会社・北斗乳業に入社し、トップセールスの営業マンとして生きてきた。しかし社命として、パラスポーツとして関わることになり、辞めていたスキー競技の世界にガイドスキーヤーとして舞い戻る事となる。
鈴木 晴(すずき はる)
ブラインドアルペンスキーの選手。全盲。視覚支援学校の2年生。サボり癖があり練習をすっぽかすなど立川を困らせる。ただしスキーの腕前は一流選手だった立川や長谷川の目から見ても天才的。
長谷川 洋一(はせがわ よういち)
立川が勤務する北斗乳業・アルペンスキー部の監督。かつての立川のライバルで、立川が引退した後も長く現役を続けた名選手。
小林 真由子(こばやし まゆこ)
地元の新聞社でスポーツ面を担当する記者。立川の元・妻。

用語

二人を繋ぐ道具

ガイドロープ(夏・マラソン編)
選手によってロープ、紐、あるいは”きずな”と呼ばれる事もある。長さには規定があり、輪っか状に結ばれている場合が多い。内田は”きずな”と呼ぶ事を避けている。ガイドロープの張り具合などから、選手はいろいろなことを感じ取る。
スピーカー(冬・スキー編)
競技の違いにより、マラソンのようにガイドロープは使われない。選手とガイドは無線を通じた指示や、全身に受ける風や音を感じながらコミュニケーションを図っている。

漫画

ドラマ

脚注

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