佐原張子
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木型や粘土型に和紙を手張りしていき、ニカワと貝殻の粉を混ぜた液体を塗って乾燥させた後に色付けしていく。紙の凹凸から生まれる独特な愛嬌と妙味のある表情と素朴な味わいを特徴とする[1][2]。
房総半島での張子の制作は縁起物としてのだるまが主な中、佐原張子は、明治時代以降に首振りやゼンマイ仕掛けなどの動きのある子供向けの玩具として発展していった。明治末期には「佐原の亀車」が地域の名産品として認知されるようになる。佐原の亀車は、朱塗りの盃をくわえた亀の張子であり、甲羅の裏側に仕込まれた糸巻き車を動かすことで亀が走り出す仕組みになっている[3][4][5]。
亀車のほかにカニ車、首振り虎、餅つきうさぎなどが作られており、餅つきうさぎは1999年(平成11年)の年賀切手のモチーフに選ばれている[5][6]。