1970年代、天体赤外線望遠鏡を長野県上松町の山中に建設して、我が国の赤外線天文学の端緒を拓いた。1980年代、ハワイ・マウナケア山頂の望遠鏡(UH/UKIRT)、オーストラリア(ストロムロ、サイディングスプリング)、米国本土(アリゾナ、ワイオミング)等に自前の装置を展開して観測研究を行なった。1987年東京大学東京天文台(現在の国立天文台)に異動、アメリカ合衆国ハワイ州マウナケアに建設することになる「すばる」望遠鏡のための開発基盤を整備した。1992年名古屋大学に転勤して、“可視赤外撮像分光偏光測定装置“(TRISPEC;Triple-Range Imager and SPECtrograph with Polarimetry)を制作[4]、それを用いて2000〜03年にマウナケアおよび岡山で観測研究を行なった。2004年から広島大学に協力して東広島にかなた望遠鏡を建設、TRISPECを搭載して観測研究を行なった[5]。
1998年から赤外線掃天装置(IRSF+SIRIUS)を制作、2000年に南アフリカ・サザーランド観測所に設置して観測研究を行なった[6]。2009年以降、小型観測装置(可視3色偏光測定装置;TRIPOL; Triple-Range Imager with POLarimetry)を東アジア(台湾、韓国、中国、NZ、日本)に6台配置して共同研究を実施中[7]。