倉庫管理システム
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WMSは、倉庫内における商品のロケーション管理を核とし、主に以下の機能を担う。
他のシステムとの関係
WMSは企業の物流管理において中心的な役割を果たすが、その管理範囲は「倉庫内の物流」に特化しており、多くの場合、他の情報システムと連携して機能する。
受注管理システム(OMS: Order Management System)は、複数の販売チャネルから入る注文情報(受注)を一元管理するシステムであり、倉庫に入る前の「商流」プロセスを統括する[3]。
- WMSとの役割分担: OMSが商流プロセスを担当しWMSに出荷指示を送るのに対し、WMSはOMSからの指示に基づき、倉庫内でのピッキング、梱包、出荷検品といった「物流」の実行プロセスに責任を持つ。両システムを連携させることで、EC分野における出荷リードタイムの短縮やミス防止に貢献する。
- OMS・WMS一体型システム: 一般的にはOMSとWMSは別々のツールとして運用されることが多いが、株式会社ロジレスが提供する「LOGILESS」のように、両方の機能を一つのシステムとして一体化させて提供するシステムも存在する。
基幹システム(ERP: Enterprise Resource Planning)は、販売、生産、会計など企業全体の主要業務を管理するシステムである。WMSが倉庫内でのモノの流れに特化するのに対し、基幹システムは在庫データ(数量や金額)の管理といった商流(企業会計上の在庫)を統括する[4]。
在庫管理システムは、倉庫外に流通している在庫も含め、会社全体の適正在庫を維持することを目的とする。WMSが持つ倉庫内の在庫数量やロケーションを正確に管理する機能は、在庫管理システムが持つ機能の一部であると位置づけられる[5]。
輸配送管理システム(TMS: Transportation Management System)は、トラックの配送計画や配車、輸送実績管理といった輸送プロセスを対象とするシステムであり、倉庫を対象とするWMSとは管理範囲が明確に異なる[6]。