光る海
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ストーリー
四年間、三十三人の女子学生の中で耐えてきた英文科の七人のサムライ、野坂、向井、浅沼らは、ついに卒業式の日を迎えるが、文学部に限って、総代を作家志望で個性的な石田美枝子と、美しい葉山和子のとられ、いささか歯痒い思いでいた。卒業パーティー後、野坂は忘れ物のハンドバッグを届けに美枝子の家を訪ねた。美枝子は母の雪子と二人暮らし。雪子は田島と離婚した慰謝料で銀座にバーを開くマダムだ。その晩、野坂は祝杯に酔った美枝子と愛の誓いも婚約の約束もなしに、キスして別れた。
卒業後、四方に散らばった同級生。野坂は放送局、美枝子は創作、和子と浅沼は和子の伯父・矢崎が経営する貿易会社にと忙しい日々が過ぎていった。そんなある日、グループにとって大問題が発生する。浅沼と二年前から同棲している短大生・木村栄子が妊娠したのだ。浅沼は結婚を秘して入社、アメリカ駐在も決まっている現在、話は難航したが、会社は和子、出産は医者を父に持つ野坂の計らいで落着。その夜、和子は野坂を家に誘い、和子の妹・久美子から二人の微妙な関係を指摘され、たじろぐ。
一方、美枝子は、出版社に勤める向井の進めで新人賞に応募する。ある日、母の経営するバーで和子の伯父・矢崎に会い、病気の妻・信子が、雪子親子に会いたがってると聞かされ、美枝子は面識も全く無い人々の申し出に驚く。数日後、浅沼と栄子は目出度くゴールイン。全て友人で賄われた結婚式では、途中、栄子が男児を出産する騒ぎであった。
美枝子が応募した作品が新人賞に入選。嬉しくも不安な中、野坂に全てを与えても悔いないと思うが、既に野坂は和子と婚約を発表していた。また雪子も矢崎の亡き妻・信子の遺言通り、結婚し、幸福そうだった。日活ホテルで、美枝子の新人賞受賞パーティーが開かれる席上、野坂と和子を祝して、美枝子が述べたユーモラスな祝辞に、沸き返る皆の顔が、涙でうるんだ美枝子の目に金色に輝く海に変化するようであった[1][3]。
キャスト
- 石田美枝子:吉永小百合
- 石田雪子:高峰三枝子
- 野坂孝雄:浜田光夫
- 野坂次郎:太田博之
- 野坂淳平:清水将夫
- 野坂里子:高野由美
- 葉山和子:十朱幸代
- 葉山久美子:和泉雅子
- 葉山伸二:下條正巳
- 葉山ゆみ子:小夜福子
- 矢崎庄二郎:森雅之
- 矢崎信子:田中絹代
- 矢崎高雄:木浦佑三
- 矢崎麻子:南寿美子
- 矢崎文子:天路圭子
- 黒田課長:弘松三郎
- 運転手:佐野浅夫
- 田島清二:宮口精二
- 田島安子:原泉
- 向井達夫:山内賢
- 浅沼一郎:和田浩治
- 木村栄子:松尾嘉代
- 木村健五:杉山俊夫
- 弘倉橋守:木下雅弘
- 長沢三津雄:市村博
- 川田千太郎:亀山靖博
- 渡辺教授:三津田健
- 花田看護婦:奈良岡朋子
- 長谷倉きく子:飯田蝶子
- 島田登里子:ミヤコ蝶々