光る海

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『光る海』(ひかるうみ)は、1963年に日活が製作・配給した日本映画。石坂洋次郎の同名小説を中平康監督が映画化した青春群像劇である。吉永小百合浜田光夫のコンビに、十朱幸代和田浩治らが加わり、大学生たちの恋愛と、それを取り巻く大人たちの人間模様を軽妙に描く[1][2]

四年間、三十三人の女子学生の中で耐えてきた英文科の七人のサムライ、野坂、向井、浅沼らは、ついに卒業式の日を迎えるが、文学部に限って、総代を作家志望で個性的な石田美枝子と、美しい葉山和子のとられ、いささか歯痒い思いでいた。卒業パーティー後、野坂は忘れ物のハンドバッグを届けに美枝子の家を訪ねた。美枝子は母の雪子と二人暮らし。雪子は田島と離婚した慰謝料で銀座にバーを開くマダムだ。その晩、野坂は祝杯に酔った美枝子と愛の誓いも婚約の約束もなしに、キスして別れた。

卒業後、四方に散らばった同級生。野坂は放送局、美枝子は創作、和子と浅沼は和子の伯父・矢崎が経営する貿易会社にと忙しい日々が過ぎていった。そんなある日、グループにとって大問題が発生する。浅沼と二年前から同棲している短大生・木村栄子が妊娠したのだ。浅沼は結婚を秘して入社、アメリカ駐在も決まっている現在、話は難航したが、会社は和子、出産は医者を父に持つ野坂の計らいで落着。その夜、和子は野坂を家に誘い、和子の妹・久美子から二人の微妙な関係を指摘され、たじろぐ。

一方、美枝子は、出版社に勤める向井の進めで新人賞に応募する。ある日、母の経営するバーで和子の伯父・矢崎に会い、病気の妻・信子が、雪子親子に会いたがってると聞かされ、美枝子は面識も全く無い人々の申し出に驚く。数日後、浅沼と栄子は目出度くゴールイン。全て友人で賄われた結婚式では、途中、栄子が男児を出産する騒ぎであった。

美枝子が応募した作品が新人賞に入選。嬉しくも不安な中、野坂に全てを与えても悔いないと思うが、既に野坂は和子と婚約を発表していた。また雪子も矢崎の亡き妻・信子の遺言通り、結婚し、幸福そうだった。日活ホテルで、美枝子の新人賞受賞パーティーが開かれる席上、野坂と和子を祝して、美枝子が述べたユーモラスな祝辞に、沸き返る皆の顔が、涙でうるんだ美枝子の目に金色に輝く海に変化するようであった[1][3]

キャスト

スタッフ

脚注

外部リンク

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