全て緑になる日まで
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 全て緑になる日まで | |
|---|---|
| ジャンル | 少女漫画 恋愛漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 大島弓子 |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | 別冊少女コミック |
| レーベル | サンコミックス(朝日ソノラマ) 大島弓子名作集 大島弓子選集 白泉社文庫 |
| 発表期間 | 1976年2月号 |
| その他 | 59ページ |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画 |
| ポータル | 漫画 |
『全て緑になる日まで』(すべてみどりになるひまで)は、大島弓子による日本の漫画作品。『別冊少女コミック』(小学館)1976年2月号に、前号に発表された『ヨハネがすき』と二か月連続して掲載された。
主人公のレージデージのかわいらしいファッション、煉瓦造りの美術大学、青い繪の具のエピソードなどの、華やかで繊細な小道具や背景に大島弓子の作品へのこだわりが見え、「腐女子」や「萌え」などの言葉がない時代に、レージデージが「自分の好きな少年にもしも男の恋人がいたら」と妄想するなど、その概念が描かれている作である[1]。
雑誌掲載の見開きの扉絵は原画展覧会で紛失され、単行本に収録されたものは新たに描き直されたものである[2]。そのため、描かれた年月日が記されている。
ランドレス王国は石油資源に恵まれておらず、観光を産業としている貧しい小国であった。レージデージ石油会社は得意先のアラビア王国から高値での石油取引を強いられ、苦境にあえいでいたが、ライバルのコンスタン石油会社により政略結婚によって経営の立て直しを提案されていた。
レージデージ石油会社の令嬢、レージデージは同じ美術大学に通うマリオンと相思相愛の仲であったが、会社の危機を見兼ねて彼のプロポーズを断ろうとしていたが、その勇気が出ずに友人のヴァージニアに電話をかけていた。ヴァージニアがいうのは、マリオンが男色家で、道端を歩いている少年がいたらトリステスという名前をつけ、彼の恋人だと思い込むことで諦めがつく筈だ、と提案する。たまたまその名にふさわしいような少年を見かけたレージデージは、その足でマリオンの家に向かうが、マリオンの家にはそのトリステスが来客として滞在していたのであった。妄想が現実化しそうになったレージデージは、マリオンに道を踏み外させないようにすべく、奮闘する。