創造の柱

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A Hubble photo of three gas pillars in the Eagle Nebula. Some squares in the upper-right of the image are black and contain nothing.
ハッブル宇宙望遠鏡で1995年に撮影したわし星雲内の創造の柱
創造の柱(アニメーション:15秒、2022年11月11日
創造の柱の3次元データを可視化したビデオクリップ
拡大図

創造の柱(Pillars of Creation)は、へび座の方角に6,500-7,000光年先に位置し、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したことで有名になった、わし星雲の中にある星間物質と塵の「エレファントトランクス英語版」である[1]。このエレファントトランクスは、ウィルソン山天文台の60インチ望遠鏡で撮影したプレートから、1920年にジョン・チャールズ・ダンカンが発見した。ガスと塵が新しい恒星を創造する過程にあり、新しく形成された近隣の恒星の光に浸食されている様子から名付けられた[2][3]

1995年4月1日に撮影され、Space.com英語版により、ハッブル宇宙望遠鏡により撮影された写真のトップテンの1つに選ばれた[4]。この写真を撮影した天文学者は、アリゾナ州立大学ジェフ・へスターポール・スコーエンである。この領域は、2011年に欧州宇宙機関ハーシェル宇宙天文台、2014年にハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3、2022年にジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で再撮影された。

チャンドラは、この領域を2001年に観測しており、その画像は2007年にリリースされた。柱内で多くのX線源は発見できなかったが、この領域で若い恒星からの様々なエネルギー準位でのX線源を観測できた[5]

この画像は、世界中の文化に顕著な影響を与え[6]ナショナルジオグラフィック誌は、「Tシャツからマグカップまで」あらゆるものにこの画像が取り入れられたと述べている[7]

この名前は、チャールズ・スポルジョンが1857年の説教The Condescension of Christで用いたフレーズに基づいている[8]

組成

柱は、比較的近くの熱い恒星からの紫外線による光蒸発を受けた冷たい分子状水素と塵から構成される。最も左の柱は、長さ約4光年である[9]。雲の先端の指のような形の突出は太陽系より大きく、背後のガスを強い紫外線から遮る「蒸発するガス状グロビュール」(w:evaporating gaseous globules, EGG)の影により可視化されている。EGG自体は、新しい恒星を生み出すもととなっており、EGGから恒星ができると、その後、EGGは蒸発する[10][11]

破壊

スピッツァー宇宙望遠鏡によって撮影された画像により、創造の柱の近くに塵の雲があるのが発見されたが、これは、超新星により生成された衝撃波である可能性が提唱された[12]。雲の外見は、超新星の衝撃が6000年前に創造の柱を破壊していることを示している。地球と創造の柱が約7000光年離れているため、これらは実際は既に破壊されているが、光速が有限なため、この破壊が地球から見られるようになるのは、約1000年後である[13]

熱い塵に関するこの解釈は、スピッツァー宇宙望遠鏡による観測に関わっていない天文学者の間で議論を呼び、超新星の場合は、観測されていたよりも強い電波をX線放射をもたらすはずであるため、そうではなく大質量の恒星からの恒星風が塵を加熱した可能性があるとも提唱されている。その場合、創造の柱は、より緩やかな浸食を受けることになるはずである[14]

写真

脚注

外部リンク

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