加賀獅子

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加賀獅子かがじし)は、石川県加賀地方に伝わる伝統芸能1965年(昭和40年)に金沢市無形民俗文化財に指定された。

白山比咩神社「白山まつり」氏子による加賀獅子舞奉納

金沢市をはじめ石川県加賀地方の多くの獅子舞は加賀獅子と呼ばれている。地域の風土や受け継がれた流派などの違いから、細部においてそれぞれ異なるが、いずれも薙刀鎖鎌等の武器を手にした「棒振り(ぼうふり)」が、大きな胴体と頭を持つ獅子を退治をするという、いわば勇壮な「殺し獅子」が特徴となっている。

獅子頭(ししがしら)

加賀八幡起上りと加賀獅子の獅子頭
  • 加賀獅子頭は、大きな両眼が鋭く左右に広がった「八方睨(はっぽうにらみ)」といわれる独特な風貌を持ち、一角・牙・大きな耳が特徴とされる。
  • 桐材などから一木彫りされ、白木のものから重厚な漆塗りのもの、大小もまた様々で、掌に乗るサイズのものから獅子舞に使用する大きなものまで、それぞれの用途に合わせたものがある。
  • 獅子頭は古くから魔除け・厄除けなど縁起物として、調度品や祝いの贈り物などに広く用いられ、一町一基の守護として各町会が獅子頭を持ち、その豪華さを競い合ったという。
  • 獅子頭を床の間などに飾る時は、獅子の口に太刀を咥えさせる。この場合、祝い事には太刀の刃を内側に、必勝祈願などのときには刃を外側に向けるのが習わしとされる。

蚊帳(かや)

  • 獅子の巨大な胴体部分を蚊帳という。
  • 胴竹といわれる半円状の骨組みに、牡丹と獣毛などの模様に染められた麻布を被せると、長さ10メートル・幅5メートル・高さ3メートル程の蒲鉾形のが出来上がる。その幌状になった中に、太鼓・三味線・笛などから成る囃子方と胴竹持ちなどが入り、演奏や獅子の移動などを行う。
  • トラックや荷車を土台にして蚊帳が組まれる地域もある。
  • 今日現在、金沢市内で獅子蚊帳(しし蚊帳)を原画から染め・縫製までを仕上げることができる工房は奥田染色株式会社を含めわずか数件しか存在していない。

頭持ち(かしらもち)

  • 獅子舞の際、獅子頭を持ち舞う者のこと。
  • 高価で伝統ある獅子頭を扱うため、獅子舞の熟練者が頭持ちを担うことが慣例となっている。

棒振り(ぼうふり)

  • 棒振りの演者または、演技そのものの事を「棒振り」という。
  • 馬の毛で作られた「しゃんがん(しゃんが)」を頭に被り、素手または太刀小太刀薙刀鎖鎌等の武器を手に巨大な獅子に立ち向かう。また、才田町と戸水町では青竜刀を使用している。
  • 所作や掛け声、衣装などは、それぞれの地域や流派、舞手の年齢などによって違うが、最終的には棒振りが「ヨイヤーッ」という掛け声とともに獅子に止めを刺す。

歴史

関連項目

外部リンク

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