労働者保守主義
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イギリスの肉体労働者の3分の1から5分の2が、1940年代後半から1970年代の初めまで保守党に投票してきた。こうした行動は、当時の階級規範から逸脱しており、また社会学者や政治評論家には労働者の階級利害に反するものに思われていたので、この労働者保守主義という概念が、社会学的関心を呼んだ。その説明には、<ブルジョワ化(embourgeoisement)>、<恭順な労働者(deferential worker)>、支配階級のイデオロギー的<ヘゲモニー(hegemony)>の結果としての虚偽意識といった概念が含まれている。1970年代以降の投票行動では、保守党に投票する労働者がいたり第三政党の出現といったこととともに、以前より多くの中間階級の人々が労働党に投ずるという現象が見られ、階級に依拠した決定の仕方がすべての階級で相対的に弱くなっているのが明らかになった。そのため、社会学者は保守党支持の肉体労働者という問題に関心を失くしている。