動物運動論
From Wikipedia, the free encyclopedia
| アリストテレスの著作 (アリストテレス全集) |
|---|
| 論理学 |
|
オルガノン: 範疇論 - 命題論 分析論前書 - 分析論後書 トピカ - 詭弁論駁論 |
| 自然学 |
|
自然学 - 天体論 生成消滅論 - 気象論 霊魂論 - 自然学小論集 動物誌 動物部分論 - 動物運動論 動物進行論 - 動物発生論 |
| 形而上学 |
| 形而上学 |
| 倫理学 |
|
ニコマコス倫理学 エウデモス倫理学 |
| 政治学 |
|
政治学 アテナイ人の国制 |
| 制作学 |
| 弁論術 - 詩学 |
| その他 |
| 断片集 - 著作目録 |
| 偽書及びその論争がある書 |
|
宇宙論 - 気息について 小品集 - 問題集 大道徳学 - 徳と悪徳について 経済学 アレクサンドロスに贈る弁論術 |
『動物運動論』(どうぶつうんどうろん、希: Περὶ ζώων κινήσεως、羅: De Motu Animalium、英: Movement of Animals)とは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスによる、動物・生物に関する研究書の一つ。彼の5冊ある動物学著作の中では、『動物誌』『動物部分論』に次ぐ第3書であり、動物の運動機能が、その原因・目的と共に考察される。
本書がアリストテレスが書いたものであるか、その真作性については議論がある[1]。
全11章から成る。
- 第1章 - 動物の運動の原因・起源。運動の起源である「不動点」「静止点」としての関節。
- 第2章 - 体内の「静止点」(関節)と外界の「支点」(地、空気、水)。船の例え。
- 第3章 - 「第一動者」の性質。アトラスの神話。
- 第4章 - 宇宙の「第一動者」は宇宙外に居て不動。地上の無生物の運動は生物体に由来。
- 第5章 - 従属的な運動としての構造変化。生成と消滅。
- 第6章 - 運動の目的。いかに霊魂が身体を動かすか。運動の終局目的。運動は思弁ではなく行動の領域。宇宙と生物体の比較。
- 第7章 - 思弁と行動。思弁ではなく行為の推論による結論としての行動。自動機械と動物運動の比較。
- 第8章 - 微小な身体的変化は意識に上らない。心身の機構。運動の連鎖が示す共通の中心。
- 第9章 - 運動の起動因としての心臓。身体の左右相称性・同時運動性。感覚中枢・感覚共通起源としての霊魂気管である心臓。
- 第10章 - 運動の形相因と質料因。運動に必要な身体的変化としての「内在的気息」の場所的運動。秩序ある共和国としての動物の身体。
- 第11章 - 無意識的運動や不随意的運動。身体構造の理論的根拠。非合理的運動は身体の状態に帰する。