昔、鳥居町の千光寺は地域で観音堂と呼ばれ、信仰されていたが、倒壊し、その後、廃寺となった。その後、鳥居町公民館に所蔵され、地元の観音講によって支えられている。崇禅寺あるいは先光寺伝来の像とされる。一木造で、肩から片側に21臂ずつ、計42臂を矧ぎつけ、その間に多数の腕をつける。千手観音は通常42臂だが、稀に千臂を有するものがあり、本像の技法はそれに共通する。バランスのとれた作風は平安後期の特徴を示し、厳しい面相や固い衣文は当地の製作を思わせる。
京都市指定文化財。
また、脇侍に四天王も所蔵されている。