十三妹 (絵物語)
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清は乾隆帝の時代。嵩山少林寺の僧白道老師は自らの衣鉢を継ぐものをたずねて中国全土を放浪していた。西安に差し掛かったある日、暴れ馬が幼子を蹄に掛けようとしているのに遭遇する。とっさに懐中の鉄玉を打出す白道。しかしその鉄玉より速く暴れ馬の蹄の下より幼子を救い出した少女があった。白道はこの勇気ある少女に自らの武術と学問の全てを傾注することを決意する。彼女こそ石何紀将軍が一子、玉鳳、のちに輩下千人と謳われる美女英雄十三妹その人である。
本作品では1巻の大半を使って十三妹の生い立ちと修行時代に光を当てている。“主人公の超人的能力は血のにじむような努力の賜物である”という山川作品に通底したテーマを見ることが出来る。反して十三妹の冒険譚は、作者の死去により尻切れトンボとなっている。