千田要一

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千田 要一(ちだ よういち、1972年昭和47年〉 - )は、日本精神科医、心療内科医、心理学研究者、博士(医学)。医療法人千手会ハッピースマイルクリニック理事長[1]ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ人間幸福学部プロフェッサー[1]

岩手県[1]北上市[2]生まれ。 1998年秋田大学医学部卒。2004年九州大学大学院医学研究院で博士(医学)取得。2005年~2006年九州大学心身医学助教(学術研究員)。2006年 - 2009年ロンドン大学 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン 疫学・公衆衛生学講座で臨床研究員。2009年 - 2013年同講座の名誉上級研究員(Honorary Senior Research Fellow)[3]。2015年よりハッピー・サイエンス・ユニバーシティの人間幸福学部プロフェッサー(心理学、精神医学、心身医学)に就任し、新宗教幸福の科学の教義に基づいた心理学理論を提示[4]。2010年、心療内科、精神科の医療法人千手会ハッピースマイルクリニック(HSC)を開院[1]

これまで、100編以上の学術論文を日欧米の医学誌に発表[1][5]2006年日本心身医学会第4回池見賞[6]2007年にはアメリカ心身医学会学術賞(APS Scholar Award)[7]、同年には第36回かなえ医薬振興財団海外留学助成金[8]2008年には行動医学会国際学会若手キャリア賞[9]などを受賞。

現在も、欧米の研究機関と国際共同研究をすすめている[1]

研究内容

所属学会は

以下のように、動物基礎研究、実験的臨床研究、疫学研究、臨床介入研究などを駆使して、多角的に「心身相関」の解明をすすめている。

動物基礎研究では、気管支喘息マウスモデル[10]肝炎マウスモデル[11]慢性関節リウマチマウスモデル[12]認知症マウスモデル[13]などを用いて心理的ストレスによる身体疾患の病態生理について詳細に検討。

実験的臨床研究と疫学研究では、メタ解析という統計手法を使って、「ストレスが、がん[14]アレルギー性疾患[15]糖尿病[16]HIV感染症[17]単純ヘルペス[18]などの発症や予後の悪化と関連している」、「怒りや敵意が冠動脈心疾患の増悪に関連している」[19]、「生きがい、明るさ、ユーモア、幸福感などのポジティブ思考が人の寿命の延長と関連している」[20]、「スピリチュアリティ/宗教性が人の寿命の延長と関連している」[21]ことなどを国際論文発表している。

臨床介入試験では、こういった先行研究を踏まえ、ポジティブ心理学にスピリチュアリティを加味したHSC集団心理療法による抑うつ症状への効果についてランダム化比較試験によって検討し、その有効性について論文発表している[22]

治療内容(ポジティブ三世療法)

治療概要は、「人間は永遠の魂を持ち、あの世とこの世を転生輪廻しながら魂修行している」という霊的人生観を中核としたポジティブ心理療法である。霊的人生観とは、近年報告が相次いでいる臨死体験前世療法をもとにしているという[3]

具体的心理療法としては、今世の人生を「過去 - 現在 - 未来」の時制に区切って以下のように6つの技法コンパートメントで心理的介入(現世療法)を行っている[3]

  1. 許し(過去)・・・数息観、REACH法、霊的人生観療法など。
  2. 感謝(過去 - 現在)・・・愛の貸借対照表(簡易式内観療法)、感謝の手紙・感謝ノート・感謝の交換日記、ほめ日記(賞賛ノート)など。
  3. 快楽(現在)・・・味わいの5つのテクニック、マインドフルネス瞑想、6カラム法、悩みのリストアップ、ただ歩く(簡易森田療法)など。
  4. 充足感(現在 - 未来)・・・目標設定エクササイズ、文章完成プログラム、読書療法など。
  5. 楽観(現在 - 未来)・・・ABCDEモデル、アファメーション、暴露法(エクスポージャー法)など。
  6. 希望(未来)・・・棺おけ瞑想、ありあり成功瞑想法、MPSプログラム(天職探し)など。

以上のような現世療法を、瞑想催眠療法を駆使してさらに進化させ(ポジティブ三世療法)、前世未来世にも適用して、本人の潜在意識まで深めて治療をすすめている[23]

活動

欧米の医学会では、「身体ー精神ー霊性(Body-Mind-Spirit axis)」の三位一体で治療を行おうとする動きが活発であり[24]、日本の医療にもスピリチュアリティの観点を取り入れるための活動を著書出版や各種メディアを通じて行っている[3][23]

その主張は、「霊性を基盤にしたポジティブ心理学」にあり、単に病気を癒やすだけでなく、若返りや人生で成功することも含まれるという[25]。要約すれば、「幸福な人生には、『ポジティブな信念の力』が必要であること[25]。実は、人間一人ひとりの心の底では、お互いつながっており、ハイアー・スピリットにも通じていて、より大きな潜在能力が秘められている」というもので、ある意味、カール・グスタフ・ユングの「普遍的潜在意識(普遍的無意識集合的無意識)」にも通じる深層心理理論である[25]

著書

単著書

  • 『幸せな未来をつくるポジティブ心理学─人生の悩みを笑顔で乗り越える54のヒント─』アーク出版、2011年、ISBN 978-4-86059107-6
  • 『幸福感の強い人、弱い人─最新ポジティブ心理学の信念の科学─』幸福の科学出版、2012年、ISBN 978-4-86395213-3
  • 電子書籍版『幸せな未来をつくるポジティブ心理学─人生の悩みを笑顔で乗り越える54のヒント─』アーク出版/アドベンチャー、2012年[26]
  • 『現世療法─幸運を呼ぶ6つの法則─』クラブハウス、2013年、ISBN 978-4-90649648-8
  • 『若返る力─ポジティブ心理学による「究極のアンチ・エイジング」─』栄光出版、2013年、ISBN 978-4-75410137-4
  • 『ポジティブ三世療法─ポジティブ心理学によるインナーチャイルド療法、前世療法、未来世療法─』ピープレス、2014年、ISBN 978-4-43418726-1
  • 『Religion and Health─the Perspective of Happy Science Medicine─』Nova Science Publishers、2015年、ISBN 978-1634834605
  • 『現代医学の不都合な真実─唯物論ドクターの言葉にだまされない為の6つの心得─』ピープレス、2017年、ISBN 978-4-86522129-9

共著書

  • 久保千春、千田要一『ためになる医学史・年表』光原社、2010年、ISBN 978-4-90669004-6
  • 千田要一(第3章 心理学から見た人間)/黒川白雲 編『人間とは何か—幸福の科学教学の新しい地平—』幸福の科学出版、2014年、ISBN 978-4-86395-561-5
  • 千田要一(第4章 人間幸福学から導かれる心理学)/HSU人間幸福学部 編『人間幸福学のすすめ』HSU出版会、2019年、ISBN 978-4-8233-0056-1
  • 千田要一(第4章 The Curative Power of Happy Science Religious Intervention(Prayer) on COVID-19)/Hayley Boyd 編『Psychotherapy -Perspectives, Strategies and Challenges-』 Nova出版社、2020年、ISBN 978-1-53618877-6

メディア出演・掲載

出典・脚注

外部リンク

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