千葉県立千葉盲学校

千葉県四街道市にある特別支援学校 From Wikipedia, the free encyclopedia

千葉県立千葉盲学校(ちばけんりつ ちばもうがっこう)は、千葉県四街道市大日にある公立特別支援学校視覚障害者を教育対象とする。

過去の名称 鍼按講習所
千葉訓盲院
千葉盲学校
国公私立の別 公立学校
設置者 千葉県
設立年月日 1912年6月6日 [1]
概要 千葉県立千葉盲学校, 過去の名称 ...
千葉県立千葉盲学校
北緯35度40分39秒 東経140度09分47秒
過去の名称 鍼按講習所
千葉訓盲院
千葉盲学校
国公私立の別 公立学校
設置者 千葉県
設立年月日 1912年6月6日 [1]
創立記念日 6月6日
共学・別学 男女共学
学期 2学期制
学校コード E112210000018 ウィキデータを編集
所在地 284-0001
千葉県四街道市大日468-1
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要

幼稚部から高等部までと、あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師の国家資格を取得する専攻科を置く[2]。千葉県内で唯一、視覚障害に特化した特別支援学校であり[3]、自宅が遠方の児童・生徒や、生活力向上のために寄宿部を設置している[2][4]。寄宿舎は校舎から約300メートル離れており、児童・生徒は必要に応じて歩行指導を受けながら登下校している[5] [3]。通学生徒のためにはスクールバスがあり、四街道駅から学校の間を運行している[6]

また、小中学校に在籍する弱視児童生徒を対象に、通級による指導を実施し、保護者や教員からの教育相談を受け付けている[2]

沿革

医師飛田良吉が1900年(明治33年)に千葉訓盲会を組織して盲人向けの不定期の講習会を開始し、1908年(明治41年)に常設の鍼按講習所を千葉市に設置した[7]。1910年(明治43年)に千葉訓盲院が開設され、飛田が院長となった[7]。千葉町寒川(千葉市寒川町)の民家を購入して教室とし、約20人の生徒が学ぶようになった[8]

財政上の困難から千葉県教育会に経営を引き継いで県から補助金を得ることを選択し、1912年(明治45年)6月6日に私立学校令により設立認可を受け、教育会館旧建物を利用した[9]。1924年(大正13年)に千葉盲学校と改称し、1933年(昭和8年)に県立に移管されて、千葉県立盲学校となった[7]。千葉市亥鼻に開校し、寄宿舎を設けた[10]

1948年(昭和23年)に新学制により小学部、中学部、高等部、専攻科を置き[11]、1949年(昭和24年)には千葉県立千葉盲学校と改称した[7]。同年に千葉市今井町に移転、1951年(昭和26年)には 千葉寺町、1956年(昭和31年)には小中台町と市内を移転し、1969年(昭和44年)1月に四街道校舎に移転が完了した[11]。同年には幼稚部を設置している[11]

2007年度(平成19年度)には、校内に視覚支援センターを立ち上げ、県内の視覚障害教育のセンター機能を果たしている[12]

特徴的な活動

造形活動

1974年から1998年まで、美術家の西村陽平が小学部の教員として図画工作を担当し、多量の粘土を触覚で感知しながら制作する造形活動を指導した[13]。作品の一部は焼成され、1978年7月に千葉県立美術館で行った「第1回陶芸展」[14][15]、1985年12月にギャラリーTOM で開催され、神戸市立盲学校の作品と合わせて盲学校の美術教育の潮流を示した「ぼくたちの作ったもの展」[16]など国内の展示のほか、1984年10月にはカナダバンクーバーで陶芸作品展を開催している[14][17]

作品のうち123点はその後2003年[13]愛知県陶磁美術館に収蔵されたが[18]、残りの約130点は校内に保管されてきた[19]。2025年には、筑波大学彫塑教室が中心となって、残された作品を保護、公開、資料化、活用するためのクラウドファンディングが行われ[19]、目標額を達成した[13]

読書活動

幼稚部の3歳児から専門教育を受ける理療科の学生まで幅広い幼児・児童・生徒を対象に、墨字本のほかに、さわって見る絵本、拡大写本点字図書録音図書等を所蔵し、読書活動を行っている[20][21]。これらの資料は通常の図書と比べてが種類が限られニーズに合ったものが市販されていないため[22]、昭和30年代の小中台校舎時代に隣接する千葉県立千葉女子高等学校の生徒が朗読サービスを行ったことを契機に図書ボランティアが活動を開始し[23]、以降多くのボランティアが関わって製作されてきた[24]。2014年に平成26年度子どもの読書活動優秀実践校・文部科学大臣表彰を受賞した際には、40団体約700名のボランティアに支えられていると報告されているが[20]、近年では、他の施設と同様に高齢化と人材不足が課題となっている[22]

交通

駅から学校まで点字ブロックが敷設されている[21]

設置学部

  • 幼稚部
  • 小学部
  • 中学部
  • 高等部
    • 普通科
    • 総合生活科
    • 保健理療科
  • 高等部専攻科
    • 保健理療科
    • 理療科

関係者

  • 松井進(図書館員・盲導犬を普及させる会代表、卒業生)[25]
  • 小川和紗(柔道家、高等部卒業生)[26]
  • 岡村正広(陸上競技・マラソン選手、教員)[27]
  • 大熊喜代松 (1980年4月から1986年3月まで第6代校長として在職)[28]
  • 伊藤和男(本校教員を経て[29]2003年4月から2007年3月まで第13代校長として在職[28]、小学部・中学部卒業[30])

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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