アイヌ語による古名では、タンネ・ハッタル(長い淵のある川)に相当すると思われる。この「長い淵」とは、藻南公園脇の広い岩場の先にある深い淵のことで、そこに南の沢川が流れ込んでいたと推定される。
別のアイヌ語名称には、ペンケ・ハッタル・ウシ・ペッ(川上の方にある淵の多い川)がある[注 1]。また、流域が緩斜面になっていて野原であったことから、ヌプオマナイ(野の上手にある川)とも呼ばれた。
明治時代の開拓期には八号の沢と呼ばれていた。藻岩山から硬石山にかけて豊平川支流の8つの沢があり、豊平川の川下(北側)から順に番号を振っていくと、この川が8番目に当たるから、と言われている。
1941年(昭和16年)7月の町名制定の際、「八号沢」部落は「南沢」と改称された。そして河川名「八号の沢」は「南の沢」となったのである。