双身毘沙門天
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解説

天台宗由来の仏尊で、祀ることの難しさは聖天尊(歓喜天)と双璧を成す秘仏とされる。
立像が主で、平安時代・12世紀にさかのぼるものとしては、木造(浄瑠璃寺・馬頭観音立像胎内仏)・東大寺(勝敵毘沙門天[3])や銅製(岐阜長福寺[4]・銅製双身毘沙門天立像)のものがあるが、近世に降る作例を含めても、十数例程しか確認されていない。[5]
背中合わせで片方は合掌した手を胸前に構え、輪宝を持ち、もう一方は合掌した手を下方に向け腹前に構え、独鈷杵を持ち、牙が伸びて脇の下をくぐり相手方の牙と合体している場合が多い。
その効験は多岐に及び、戦勝祈願の懐守り仏や、調伏[6]、信仰心を寄せる者の願いを叶えると秘仏として浴油法も行われる。
真言:「オン・シチロクリ・ソワカ[7]」「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ」
