取掛西貝塚
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発掘調査
1999年(平成11年)の無線基地局設置に伴う発掘調査により、縄文時代前期の土器が出土する。以後、宅地造成に伴う2001年(平成13年)から2004年(平成16年)までの発掘調査により縄文時代前期の竪穴建物跡が計10棟検出される[6]。
出土状況から縄文時代前期の貝塚および集落跡と認識されていたが、更なる宅地造成のために2008年(平成20年)に5度目の発掘調査が行われると、縄文時代早期の竪穴建物跡が15棟検出され、これまで船橋市で最古の貝塚であった飛ノ台貝塚よりも7千年さかのぼる最古の貝塚であることが判明した。これまで全国で4遺跡5例の前例しか確認されていなかったイノシシなど獣の頭蓋骨を意図的に並べた動物儀礼跡も発見され、これまで最古とされていた例より3千年さかのぼる最古の動物儀礼跡であり、全国的に注目を集めることとなった[5][6]。
船橋市では、2014年(平成26年)に同市に存在する海老ヶ作貝塚が開発により破壊されたことにより日本考古学協会から苦情、保存への要望書を提出された[7]経緯もあり「取掛西貝塚保存事業」を計画立案し、国の史跡に指定されることを目標に以後、慎重な発掘調査を続け、2021年(令和3年)に貝塚の多い地域における最古の貝塚を伴う集落であることから、地域における貝塚形成状況を知る上で重要な遺跡であるとして国の史跡に指定された[8]。