受胎告知 (ジャンバッティスタ・ピットーニ)
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| イタリア語: Annunciazione 英語: Annunciation | |
| 作者 | ジャンバッティスタ・ピットーニ |
|---|---|
| 製作年 | 1757年頃 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 98 cm × 217 cm (39 in × 85 in) |
| 所蔵 | アカデミア美術館、ヴェネツィア |
『受胎告知』(じゅたいこくち、伊: Annunciazione, 英: Annunciation)は18世紀至りの画家ジャンバッティスタ・ピットーニが1757年頃にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。 ピットーニが1760年にジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの後を継いで、ヴェネツィア美術アカデミーの校長に選ばれた時に、1757年に完成していたこの絵画をアカデミーに寄付した。後に創設されたアカデミア美術館 (ヴェネツィア) の永久所蔵品として、現在、同美術館に所蔵されている[1][2]。
『新約聖書』中の「ルカによる福音書」 (1章26-38) によれば[3]、ある日、大天使ガブリエルが聖母マリアのもとに現れ、「おめでとう、恵まれた方。あなたは神の恵みにより、男の子を産みます。その子をイエスと名付けなさい」と彼女が神の子を授かることを告げる。マリアは驚きながらもイエス・キリストの母としての役割を受け入れ、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」と答える[3]。
セバスティアーノ・リッチとアントーニオ・ペッレグリーニから影響を受けた画家の中で、独自の絵画を創造できた画家は非常に少ない。その中で、ピットーニは、リッチから学んだものを個性ある様式に変貌させた。それは、優美でリズミカルな構図、繊細な色調的明快さを示す、明らかにロココ的な様式となっている[2]。画家は晩年までこの様式を追求したが、晩年に描かれた本作『受胎告知』は、1750年にフォンテゲット・デッラ・ファリーナに設立されたヴェネツィア美術アカデミーの「スタンツァ・デッロ・ストゥーディオ (stanza dello studio)」 (書斎) を装飾するためのものであった。構図の舞台的設定および素描の洗練性により、この聖なる主題には、色彩的な調和が見事にとれた、動きのあるバレエのような雰囲気が付与されている[2]。