2014年2月22日に台湾台南市の湯徳章紀念公園に設置されていた孫文の銅像が引き倒された。引き倒された銅像の重さは600キログラムであった。引き倒していたのは、台湾は中国とは別の国であるということを主張する公投護台湾聯盟という政治団体のメンバーであった。公投護台湾聯盟の主張では、この銅像は台座部分が既に壊れていたために台南市政府は撤去しようとしていたが、国民党の争いになり撤去できずにいた。このため人々の安全を考えて測定をしていたところ、ロープを2本かけただけで1分もしないで倒れたとのことであった[1]。
倒された銅像には赤いペンキがかけられ、「中華民国は出て行け」や「打倒国民党」などのスローガンが書かれた。国民党はこの事件を非難している。倒された銅像は、半世紀以上にもわたってこの公園に立てられていたものであった[2]。
事件のあと2月25日に中国メディアである中国新聞社は、この銅像が引き倒された問題について、両岸が1つの中国に向けた動きを強めていることに対する、独立派の恐怖感を示すものであるという見方が出たと報じた。この記事には事件が発生する背景には国民党と民進党の対立があったと紹介している。2013年9月に民進党が執政部を握る台南市政府が銅像の移転計画を立てたところ。国民党陣営が座り込みの抗議を続けたことで、移転計画が延期されるということがあったということを伝えた。また李登輝が二国論を提起して以降の台湾では脱中国が強まり、孫文ですら外国人扱いされるようになっているとしている[3]。