吉開菜央

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生誕 1987年(38 - 39歳)
日本の旗 日本 山口県光市
出身校 東京藝術大学大学院映像研究科
著名な実績 映画『まさゆめ』監督(ベルリン国際映画祭選出)
映画『Shari』監督(ロッテルダム国際映画祭選出)
映画『Grand Bouquet』監督(カンヌ国際映画祭選出)
映画『ほったまるびより』監督
米津玄師Lemon」ミュージックビデオ出演
よしがい なお
吉開 菜央
生誕 1987年(38 - 39歳)
日本の旗 日本 山口県光市
出身校 東京藝術大学大学院映像研究科
職業 映像作家
振付師
ダンサー
著名な実績 映画『まさゆめ』監督(ベルリン国際映画祭選出)
映画『Shari』監督(ロッテルダム国際映画祭選出)
映画『Grand Bouquet』監督(カンヌ国際映画祭選出)
映画『ほったまるびより』監督
米津玄師Lemon」ミュージックビデオ出演
受賞 文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞ほか
公式サイト naoyoshigai.com
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吉開 菜央(よしがい なお、1987年 - [1])は、日本映像作家振付師ダンサー山口県光市出身[2]日本女子体育大学舞踊学専攻でダンスを学んだのち、東京藝術大学大学院映像研究科に進学[1]。生き物ならではの身体的な感覚・現象を素材に、「見て、聴く」ことに集中する時間を映像として編集している[1]東京造形大学非常勤講師[3]。名古屋芸術大学 芸術学部 芸術学科 美術領域 現代アートコース 特別客員教授[4]

2013年

映像作品「みづくろい」を監督、山口情報芸術センター(YCAM)が開催した「FILM by MUSIC 架空の映画音楽の為の映像コンペティション」で優秀賞を受賞[5]。短編映画「自転車乗りの少女」を監督、第8回那須国際短編映画祭にて、じゃらん賞を受賞[6]

2014年

1月19日から3月14日までの55日間、秋吉台国際芸術村にて行われたアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに選出され[7]、滞在制作を行いダンス・ビデオ「I want to go out」を制作した[8]。この作品はレジデンス事業15周年記念企画ワールド・アーティスト展で山口宇部空港にて2月27日から3月11日までの間、上映された[9]。7月、織田梨沙主演、柴田聡子出演の映画「ほったまるびより」でMOOSIC LAB 2014コンペティション部門に参加[10][11]。新宿K's cinemaにて上映が行われた[12]。9月には同作品を「YCAM爆音映画祭2014」にて上映[13]、また原宿VACANTにて同作品のスチル撮影を担当した[10] 写真家の黒田菜月とともにイベント「映画と写真にできること[14]」を開催し、パフォーマンス・上映・アーティストトークを行った。その後もテアトル新宿[15]で「ほったまるびより」を上映。また、前年の作品 「自転車乗りの少女」をWeb公開 した。その後トップコート事務所の「スターオーディション」最終審査ではファイナリストたちの短編映画が制作[16]されたが、この際以下の女性候補7名の短編映画を監督した[17]

また、この年チャラン・ポ・ランタンぎんなん楽団カルテット」にて初のミュージックビデオ監督を務めた[18]。12月には阿部和重伊坂幸太郎の合作小説『キャプテンサンダーボルト』のプロモーションビデオを監督し、公開した[19]

2015年

前年に監督した映画「ほったまるびより」が青森県・八戸酒造で行われた「INCIDENTS 2015 / インシデンツ 2015」にて上映[20]、またイメージフォーラムフェスティバル2015のニューフィルム・ジャパン【日本招待部門】にて招待上映[21]された。また「ほったまるびより」はこの年、第19回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞を受賞[22]。審査員であった青森県立美術館学芸員の工藤健志には「清々しいエロティシズムとフェティシズム。生々しい皮膚感覚によって貫かれた透明な詩性。緩慢なワンカットすら拒む徹底した美意識。過激さと穏やかさ、衝突と均衡がもたらすその快楽は、ダンサーでもある監督の吉開菜央とパフォーマンスも行なうミュージシャンの柴田聡子の「個」の交わりによる成果か。「メディアとしての身体」という現代的なテーマを扱いながらも、超言語コードで綴られる映像からは、時間や空間を超越してさまざまな物語や思考が喚起させられる。2015年版ガーリー・ポップの「象徴」として記憶にとどめておきたい作品である。」[22]と評された。その後受賞者によるトーク&パフォーマンスイベント「パフォーマンスびより[23]」では六本木スーパーデラックスにて映画・パフォーマンス・特殊効果を組み合わせた「踊る映画[24]」の上演を行った。その後もパフォーマンスと上映をあわせた「自家製4DX」を台北の「月見ル君想フ」[25]韓国ソウルで上映[26]。同年10月には渋谷パルコPART1にて開催されたシブカル祭。でも同作品をパフォーマンスと特殊効果付で上演[27]した。同年3月にはダンスカンパニー大橋可也&ダンサーズの舞台作品「ザ・ワールド シーズン2」に映像で参加している[28]。また4月20日に発売された映像作家を紹介する年鑑「映像作家100人 2015」に掲載[29]された。

2016年

2月に文化庁メディア芸術祭に関連してDOMMUNEで行われた2016年2月当時文化庁長官であった青柳正規とのトークイベント「わたしたちが、いま文化庁長官と話してみたいこと[30]」に出演。6月に「平成28年度メディア芸術クリエイター育成支援事業」に「『自転車乗りの少女〜日本のどこかの町編〜』(仮)」で採択された[31]。7月にはMinatomachi Art Table企画にて「ほったまるびより―O JUNと吉開菜央」展を開催[32]。8月には映像作家の仲本拡史とパフォーマンスイベント「夏の夜のトバリをめくり -うごめくカニ・とけあう女-[33]」を開催。9月に公開となったhy4 4yh(ハイパーヨーヨ)のミュージックビデオ「K.U.N.F.U」を振付・監督[34]。「深田晃司映画まつり」の開催を記念して作られた深田晃司監督による短編映画「鳥(仮)」に出演[35]。12月にはモデルの田中真琴が出演したさユりRADWIMPS野田洋次郎プロデュース楽曲「フラレガイガール」のミュージックビデオの監督を務めた[36]

2017年

2月、監督したNakamuraEmi「大人の言うことを聞け」のミュージックビデオが公開[37]。3月にMinatomachi Art Tableの企画にて「画家の三日間」を開催[38]。5月に製作者のインタビューとともに2週間限定のWeb上映を行う「lute cinema」にて「ほったまるびより」上映[39]。同月、水曜日のカンパネラコムアイらがJRA日本中央競馬会とコラボレーションして行われたライブ[40]での振り付けを行った[41]。7月には台北で行われた「World Stage Design 2017」にて上演されたCHOU Tung-Yenの舞台作品「Girl meets boy」に出演[42][43]。8月、Instagram Storiesメディア「lute」ローンチに際し制作されたコンセプトムービーに出演した[44]。9月にはクラウドファンディング・プラットフォーム MOTION GALLERYにて「みずのきれいな湖でおどる -小暮香帆主演・吉開菜央監督・Star Rover楽曲提供の映画プロジェクト-[45]」の資金を募り、目標金額を達成した。12月、3331 Arts ChiyodaのAI KOWADA GALLERYにて初個展「呼吸する部屋」を開催[46]。同個展にて新作「静坐社」を発表した[47]。同月、雑誌Penオンラインのインターナショナル版ウェブサイトにKei Kuwabara[48]を取り上げた映像作品を発表した。

2018年

1月、雑誌Penオンラインのインターナショナル版ウェブサイトにPascal Viout[49]を取り上げた映像作品を発表した。2月には、米津玄師の楽曲「Lemon」のミュージックビデオにダンサーとして出演。5月には池袋シネマ・ロサで行われた「シネマ・レガシーvol.1 監督 宮崎大祐セレクション」にて「みづくろい」「自転車乗りの少女」「ほったまるびより」などを特集上映した。6月2日よりNTTインターコミュニケーション・センターにて2019年3月10日まで[50]のおよそ10ヶ月にわたる新作「Grand Bouquet / いま いちばん美しいあなたたちへ」の展示上映を開始した[51]。本作は、体験の強度や与える印象に鑑み、本展担当学芸員と作家およびNTT研究所との協議により、3シーンほど、黒み、およびボカシを入れて上映することに[52]なった。7月には、ゲスの極み乙女。の楽曲「オンナは変わる」のミュージックビデオでの振り付けを担当した[53]。その後、ニューヨークで行われた北米最大[54]の日本映画祭「JAPAN CUTS」にて河瀨直美監督の「光」の冒頭同時上映作品として「みずのきれいな湖に」(英題:Across the water)を上映[55]、また「EXPERIMENTAL SPOTLIGHT: Empty Orchestras and the Speed of Your Voice」プログラムにて「静坐社」(英題:Breathing House)および「風にのるはなし」(英題:Stories floating on the wind)の2作品を上映し、イントロおよびQ&Aセッションに登壇した[56]。「風に乗るはなし」はイメージフォーラムフェスティバル2018における「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」でもノミネートされた[57]。アラスカの映画祭 MôTif Film Festival にて「風にのるはなし」が「MôTif Award 2018 for Best Experimental Film」を受賞[58][59]。10月11日-14日の間開催された京都国際映画祭では、監督・脚本・衣装を務めた新作映画「梨君たまこと牙のゆくえ」が特別上映された[60]。音楽を渡邊琢磨が担当している[61]

2019年

第72回カンヌ国際映画祭 監督週間の短編部門に、2018年に監督した「Grand Bouquet」が正式招待された[62]。「Grand Bouquet」はその後Palm Springs International Film Festival[63]、「あいちトリエンナーレ2019」映像プログラムなどで上映された[64]。カナダのモントリオールで行われたFantasia Intenational Film Festivalでは「風にのるはなし」「梨君たまこと牙のゆくえ」「ほったまる日和」「Grand Bouquet」の4作品がまとめて特集上映された[65]。TOKAS hongo(トーキョーアーツアンドスペース本郷)にて行われた企画展「ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 1 “霞はじめてたなびく”」に佐藤雅晴、西村有と共に「静坐社」と新作を出展している[66]。K's cinemaで行われた「CINEMA JOURNEY 湯梨浜×門司×宗像」にて「梨君たまこと牙のゆくえ」上映[67]。夏、北海道知床に滞在し、THE NORTH FACEが発行する冊子に紀行文を寄せている[68]。9月、ダンサーとして全身を真っ赤に塗って踊るパフォーマンス公演「肉宴」に参加[69]。「Grand Bouquet」がサンディエゴアジア映画祭で国際短編最優秀賞を受賞した[70]

2020年

3月末に「TOP END 4 吉開菜央×石川直樹 写真・映像展 in 知床」と題し、写真家の石川直樹による写真と吉開菜央による知床、斜里町を舞台にした映画の上映が行われた[71]。ニューヨークで行われる日本映画の特集イベントJAPAN CUTSにて「Wheel Music」が上映された[72]YCAM爆音映画祭2020[73]では「吉開菜央短編映画集」と題し「梨君たまこと牙のゆくえ」「みずのきれいな湖に」「Grand Bouquet」「Wheel Music」の4作品が上映された。9月には「梨君たまこと牙のゆくえ」がフランスの Brive Film Festival にてPrize of the Young Juryを受賞[74]。その他、雑誌「GINZA」の特集TOKYO PEOPLEにインタビューが掲載[75]SIGMA社のカメラSIGMA fpのウェブムービーに出演[76]、ZUCCaブランドムック本への掲載[77]など。これまでの短編映画6作品を2プログラムに分け上映する「吉開菜央特集:Dancing Films」は延期されていたが、12月12日〜25日の間、ユーロスペースにて劇場公開された。

2021年

京都で行われた「次世代映画ショーケース2021」にて「吉開菜央特集:Dancing Films」よりA・B両プログラムが上映された。5月には日本インド共同ダンスプロジェクト「-scape」にて舞台映像を担当した[78]。映像作家の仲本拡史と共同監督を務めた「ナイト・シュノーケリング」がヴィジョン・デュ・レール映画祭(ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭)にてワールドプレミア上映された[79]。NHK「SDGsのうた」の振り付けを担当。10月23日より、初長編映画「Shari」の劇場公開が決定した[80]

2022年

第51回ロッテルダム国際映画祭に映画『Shari』が公式選出された[81]。『Shari』はその他、第60回 Ann Arbor Film FestivalにてBest Narrative Film賞を受賞[82]、第7回 Ulju Mountain Film FestivalにてAsian Competition部門にノミネート[83]。第25回 Fantasia International Film Festivalにて上映(カナダプレミア)[84]。第10回 IndieCork Film FestivalのThe Gate Cinemasにて上映[85]。La Roche-sur-yon International Film Festival選出[86] 。「令和4年度 山口県芸術文化振興奨励賞」受賞[87]。大比良瑞希「33歳のエンディングノート」のミュージックビデオを監督。

2023年

映画『Shari』がスイスの映画祭である第24回Black Movie International Independent Film Festivalの上映作品に選出された[88]。1月に公開の小田香監督の長編映画『Underground』の「沖縄編」で主演[89]

2024年

2014年の監督作「ほったまるびより」が、ポルトガル・リスボンのCentro de Arte Moderna Gulbenkianで行われたEngawa Filmsにて上映された[90]

2025年

小田香監督の映画「Underground」に出演し、この映画は2025年のベルリン国際映画祭のフォーラム部門にて上映された[91]

2026年

実母の死に向き合い、禅寺に籠った経験を元にした瞑想的ドキュメンタリーであり、初長編監督作品の「まさゆめ」がベルリン国際映画祭フォーラム部門に選出[92]。また本作はベルリン国際映画祭ドキュメンタリー賞にノミネートされている[93]

作品

映画(監督作品)

映画(出演作品)

映像作品(監督作品)

ウェブムービー・CM(出演作品)

ミュージックビデオ(監督作品)

ミュージックビデオ(出演作品)

ミュージックビデオ(振付作品)

TVCM(監督)

舞台作品(出演作品)

  • Girl meets Boy」(Director:CHOU Tung-Yen、World Stage Design 2017上演作品)
  • 「肉宴」[69]

受賞

脚注

外部リンク

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