囲碁のバリエーション
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囲碁のバリエーションでは、囲碁のルールや盤面をさまざまに変化させた各種のバリエーションについて解説する。
9路盤
囲碁では、19×19の盤(19路盤)を使うことが普通であるが、これ以外のサイズで打つことも可能である。よく用いられるのは、9路盤と13路盤である。
19路盤は初心者にとっては広すぎるため、入門用に9×9の盤(9路盤)が用いられることがある。盤面全体を把握しやすく、短時間で勝負がつく利点がある。とはいえ十分奥が深く、プロ棋士によるトーナメント戦が開かれたこともある[1]。また、いくつか戦術書も刊行されている。
- 9路盤の進行の一例
13路盤
少路盤としては、13×13の13路盤もよく用いられる。9路盤に比べて広いため、布石などの概念もあり、19路盤にかなり近い感覚となる。こちらも、プロも参加した大会が行われたことがある。19路盤はスマートフォンの小さな画面では操作しにくいが、13路盤なら十分操作可能であるため、9路盤と並んでアプリによる対戦も盛んに行われている。
その他のサイズ
後漢時代の墓から出土した碁盤は17路であった。また、チベットで行われていた「ミマン」も17路の盤を用いるため、古くは17路盤が広く用いられていたと見られる。
入門用に、7路などの小さい盤が用いられることがある。またプロ棋士の張栩は、4路の盤を用いた問題集や、碁盤を作成している[2]。
トーラス碁
碁盤の上辺と下辺、右辺と左辺をつないだ形、すなわちトーラス(ドーナツ状の形)の碁盤を用いて打つ碁も考えられている。隅や辺が存在しないため、通常の碁盤のような定石や布石は通用しない。専用のコンピュータプログラムが作られている他、ヨーロッパ碁コングレスではトーラス碁のトーナメントも開かれている。
玉碁
着手
置き石
囲碁ではハンデとして、最初に石を置いてスタートする方法がある(置き碁)。この置き石にもバリエーションがある。
互先置石制
現在、互先での対局では盤面に全く石を置いていない状態からスタートする。しかし室町時代ころまでは、白黒双方が四隅の星に2つずつ石を置いた状態から打ち始めていた[4]。これを「互先置石制」という。また前述の「ミマン」では、17路盤にお互いが6つずつの石を配置した上でスタートする。
自由置碁
通常、対戦者の力量に差がある場合には、あらかじめ黒石をいくつか盤面に配置してから打ち始める「置き碁」が採用される。置き石の配置は決まっているが、対局者が自由な場所に置いて始めることもできる。これを自由置碁といい、プロアマ本因坊対抗戦などで採用されている。下図は6子の自由置碁の配置例。