図夢歌舞伎
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新型コロナウイルスの流行により劇場で歌舞伎公演が2020年2月公演以降中止となったことを受け、危機感を持った、松竹芸文室の戸部和久が志を同じくする若手社員を集め、十代目松本幸四郎に有料配信公演の企画を持ち掛けた。同じく歌舞伎のおかれた状況を憂慮していた幸四郎はこれを快諾し、5月29日歌舞伎座ギャラリーで行われていたトークイベント歌舞伎夜話の特別編として、幸四郎と二代目尾上松也によるオンライントークイベント歌舞伎家話を有料配信した[2]。
歌舞伎家話の好評を受け、オンライン配信の歌舞伎作品の製作を企画し、戸部が歌舞伎の三大名作の一つとして名高い忠臣蔵を幸四郎に提案[1]。幸四郎の構成、演出、主演。戸部の脚本により、仮名手本忠臣蔵の前十一段を再構成し、6月27日より、全五回を毎週、五週にかけて通し狂言として上演することとなった[3]。 図夢歌舞伎の命名の由来は、コロナ禍の中でも「夢を図る(ゆめをはかる)」との思い[4]、舞台をより近い視点に寄りズームインした歌舞伎を見せる事[5]、会議システムZoomに代表されるオンライン共有サービスにおける多画面表示の演出をとりいれたことによる。