国鉄ミ230形貨車
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概要

1927年(昭和2年)11月下旬に廃車となった9200形蒸気機関車の炭水車を種車として10 t 積み水運車3両が苗穂工場にて製作された。形式名はミ345形と定められたが、1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりミ230形(ミ345 - ミ347→ミ230 - ミ232)に変更された。
9200形蒸気機関車炭水車は、水タンク容量11.0 m3、燃料積載量2.70 t の二軸ボギー車であった。改造詳細は不明だがミ345形が10 t 積み(水容積換算で10.0 m3)であることからほとんどそのまま使用されたものと考えられる。当時三軸炭水車を種車として製作された他の水運車は10 t 積みであるため本形式は大きさの割に小荷重であった。全車札幌鉄道管理局へ配属され北海道内にて運用された。
1938年(昭和13年)3月下旬にミ232が旭川工場にて13 t 積み(容積14.1 m3)へ改造され形式名はミ500形(ミ500)と定められた。留萌駅常備(その後名寄駅)とされ1954年(昭和29年)3月6日に廃車を迎えるまで旭川局を動かなかった。
塗色は、黒であり、寸法関係は全長は7,403 mm、全高は2,542 mm、軸距は2,921 mm、自重は13.1 t - 14.0 t、換算両数は積車2.0、空車1.0である。
ミ230は1932年(昭和7年)10月28日に、ミ231は1939年(昭和14年)9月29日にそれぞれ廃車となり同時に形式消滅となった。改造後の運用期間は短く短命であった。(9200形蒸気機関車の製造年が1905年であるため全体で約35年程活躍した。)
参考文献
- 吉岡心平『3軸貨車の誕生と終焉(戦後編)』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 9〉、2000年4月1日。ISBN 4-87366-198-6。
- 貨車技術発達史編纂委員会『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。