宮城県仙台市の繁華街のファッションヘルスで働く、小野崎志穂(源氏名はアンナ)が主人公。東北大学理学部大学院で土星を専門とする研究者である志穂は幼い頃に父を亡くしているので、母を地元の徳島県に残して仙台市へやってきた。そして、このファッションヘルスで働きながら、学費と生活費を稼いでいる。
ある日、若い客についた志穂は突然本名で呼ばれ、驚く。本名を知っているということは、東北大学の学生に違いない。問い詰められた客は、「僕は土星人です。土星の大学の大学院博士課程にいて地球民族進化学を専門にしている」と言う。どう見ても人間にしか見えない青年の姿に、志穂は問い詰めていく。はたして青年は本当に土星人なのか。