垣内松三
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家族
業績
垣内は国学を研究すると同時に、言語学・心理学・現象学といった西洋諸科学とを止揚する学術体系の構築を目指し、生涯をかけてこれに取り組んでいるが、その渉猟する学術領域の広さ、探究する対象群の深さ、そして独創的な発想と理想の高さは、いずれにおいても他の追随を許さないものとなっている[6]。専門分化の進む各学術領域の研究成果を咀嚼して援用しつつも、その眼差しは常に国語学・国文学・国語教育の全的統一にあり、かつ子供の言語的人格の陶冶に資する教育的実践の開発にあった[6]。
垣内は自ら教室に赴いて夥しい実地調査を敢行しており、例えば授業観察においては、常にストップウオッチを携行し、新聞記者に教室談話の速記を依頼して、精密な授業記録を作成している[7]。机上にとどまらず、実際的な研究と教育貢献に労を厭わなかった垣内の研究姿勢は、常に子供たちの健やかな成長に向けられていた[7]。