売り家と唐様で書く三代目
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初代が苦労をして財産を築き上げたような家でも、それが3代目となれば貧乏となり住居までも売り払うようになるということを意味する戒めの言葉。唐様とは中国流の書法のことである[1]。売家という文字がしゃれているということである。遊芸にふけって商売をないがしろにした人への皮肉の言葉として用いられる[2]。
2024年の記事では現在の日本というのがこの言葉が当てはまっている状態であると批判されている。初代を高度経済成長を支えた者として、1世代を30年とするならば現在の日本は3世代目に該当するとのこと。戦後の高度経済成長の時代を牽引してきた優良企業が、現在ではサラリーマンが社長となっていることから環境に変化できずに没落していく姿が多く見られてきたとのこと。個人レベルで見ても、あくせく働かなくても住居や食事に困らないのか、引きこもりやフリーターが登場しているとのこと。2代目にはきついや汚いや危険な仕事はしないという選択肢ができて、3代目には働かないという選択肢ができているとのこと[3]。
日本国そのものがこの言葉が当てはまっている状態であるという批判も存在する。2020年の記事では現在の日本は自由化や民営化やグローバル化の名の下に、電気や水道や郵便や鉄道や空港といった先人が設備した社会資本や公共施設を切り売りして外資を呼び込んで、経済をどうにか回そうとしているのがこの言葉のようであると批判されている。政府がここ数年で力を入れている観光立国やインバウンド重視というのも、先人の遺産で食っていく3代目のようであると批判されている。これは没落した商家が家屋敷を公開して生活の糧を得ているようであると批判されている[4]。
脚注
- ↑ “売り家と唐様で書く三代目 | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2026年2月9日閲覧。
- ↑ 日本国語大辞典,ことわざを知る辞典, デジタル大辞泉,精選版. “売り家と唐様で書く三代目(ウリイエトカラヨウデカクサンダイメ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年2月9日閲覧。
- ↑ “【アゴラ】一般投稿:「三代目」の試練:日本社会の変遷と将来 --- 中村 哲也”. アゴラ 言論プラットフォーム (2024年5月5日). 2026年2月9日閲覧。
- ↑ 光恒, 施 (2020年8月30日). “【国家を哲学する 施光恒の一筆両断】「若旦那化」する日本は大丈夫か”. 産経新聞:産経ニュース. 2026年2月9日閲覧。