多島斗志之
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失踪
早稲田大学政治経済学部を卒業。広告代理店勤務、フリーの広告制作ディレクターを経て作家となる。
1982年、「あなたは不屈のハンコ・ハンター」で第39回小説現代新人賞を受賞しデビュー(多島健名義)。『密約幻書』で第101回直木三十五賞候補、『不思議島』で第106回直木三十五賞の候補作となった[1]。海賊モア船長シリーズのような海洋冒険小説や、天海祐希主演で映画化もされたミステリー『クリスマス黙示録』、多重人格を取り扱って話題となった『症例A』、純愛小説の『離愁』など幅広い作風で知られた。『少年たちのおだやかな日々』所収の「罰ゲーム」は『世にも奇妙な物語』で、「言いません」および「言いなさい」は『悪いこと』で映像化されている。
2009年12月19日に滞在していた京都市内のホテルを出たのを最後に消息を絶つ。多島は1989年頃に右目を失明しており、失踪前日、弟や長女に「1か月前から左目も見えにくい。この年で両目を失明し人の手を煩わせたくない。失踪する」との速達が届き、失踪当日には友人や出版社に「筆を置き、社会生活を終了します」との手紙が届いたと報じられた[2][3]。