夜の悪魔

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脚本 エリック・テイラー
製作 フォード・ビーブ
ドナルド・H・ブラウン
夜の悪魔
Son of Dracula
監督 ロバート・シオドマク
脚本 エリック・テイラー
原案 カート・シオドマク
製作 フォード・ビーブ
ドナルド・H・ブラウン
出演者 ロン・チェイニー・ジュニア
ロバート・ペイジ英語版
ルイズ・オルブリットン英語版
イヴリン・アンカース
音楽 ハンス・サルター
撮影 ジョージ・ロビンソン
編集 ソウル・A・グッドカインド
製作会社 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 セントラル[1]
公開 アメリカ合衆国の旗 1943年11月5日
日本の旗 1950年1月14日[1]
上映時間 80分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 女ドラキュラ
次作 フランケンシュタインの館
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夜の悪魔』(よるのあくま、Son of Dracula)は、1943年に公開されたアメリカ合衆国ホラー映画。監督はこの作品がユニバーサル・ピクチャーズでの第一作となるロバート・シオドマク。弟のカート・シオドマクがオリジナル・ストーリーを担当した。主演はロン・チェイニー・ジュニア、彼とたびたび共演するイヴリン・アンカースが助演。

ドラキュラがコウモリに変身するシーンが描写されたのはこの作品が初めて。ユニバーサル・ホラーのドラキュラものでは、『魔人ドラキュラ』(1931年)、『女ドラキュラ』(1936年)についで3本目。ただし、ドラキュラ伯爵本人の登場は翌年の『フランケンシュタインの館』まで待たなければならない。

舞台はニューオリンズ。プランテーション農園経営者のコールドウェル大佐には二人の娘キャサリンとクレアがいる。姉のキャサリンは超自然に関心を持ち、ヨーロッパ旅行で知り合ったハンガリー貴族のアルカード伯爵をアメリカに招待する。実はアルカードの正体はドラキュラの子孫。アルカード(Alucard)という名前もドラキュラ(Dracula)を逆から綴ったもの。

アルカードは到着早々、大佐を殺す。姉妹に等分されるはずだった遺産は、直前に書き換えられ、キャサリンは農園だけもらい、残りはクレアが相続することになった。この不公平な相続はキャサリンの意思で、キャサリンの婚約者フランクは理解できない。クレアと主治医のブルースターは、キャサリンが気が触れたのではないかと心配する。

キャサリンが夜な夜などこかに出かけるのでフランクは心配し、ある晩、あとをつける。キャサリンが行った先は排水溝そばで、アルカード伯爵と逢引していた。二人はそのまま判事のところに行き結婚する。超自然に関心のあるキャサリンはアルカード伯爵が吸血鬼と知ったうえでこの結婚を選んだ。アルカード伯爵も、この田舎の農園で世俗から離れ共に永遠の愛を生きる覚悟だった。

二人の結婚を知ったフランクは逆上し、拳銃でアルカード伯爵を撃つ。しかし弾丸は貫通し、キャサリンだけ死ぬ。フランクが警察に自首し、殺人容疑で逮捕される。一方、死んだはずのキャサリンを見たブルースター医師は吸血鬼に詳しいラズロ教授に協力を依頼する。

鉄格子の中にいるフランクの元に吸血鬼となって蘇ったキャサリンが現れる。実はキャサリンはフランクを愛していて、アルカード伯爵と結婚したのは不死を手に入れ、それをフランクにも分け与えるためだった。キャサリンはアルカード伯爵の居所を教え、滅ぼすようフランクに頼む。

アルカード伯爵を滅ぼしたフランクはキャサリンの待つ屋敷に向かう。キャサリンは棺の中で眠っていた。

ブルースター医師とラズロ教授が屋敷に到着した時、屋敷は燃えていた。フランクがキャサリンを滅ぼすため棺に火をつけたのだった。

キャスト

ロン・チェイニー・ジュニアがドラキュラの息子を演じる[2]。チェイニーは『狼男』(1941年)でローレンス・タルボットを演じたことで知られる[3]

テーマ

この映画では、ドラキュラ伯爵は小説の舞台である19世紀に滅ぼされたという設定になっている。

ドラキュラものとしては翌1944年に『フランケンシュタインの館』、1945年に『ドラキュラとせむし女』が続き、どちらもジョン・キャラダインがドラキュラ伯爵に扮している[4]。ドラキュラの棺が列車で到着するシーンは『凸凹フランケンシュタインの巻』(1948年)でも繰り返し出てくる[5]

劇中、ブルースターとラズロはアルカード伯爵がドラキュラの子孫かもしれないと推測している。一方、キャサリンはフランクに「彼はドラキュラよ」と告げている。ドラキュラ本人なのかそうでないのかは映画では明確にされていない。1943年当時の宣材用のプレスでは「子孫」(descendant)と書かれている[6]

本作は、伯爵がヨーロッパからアメリカに渡った最初のユニバールのドラキュラ映画である。

制作

出典

外部リンク

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