夢の通ひ路物語

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夢の通ひ路物語』(ゆめのかよいじものがたり)は、南北朝時代の作と見られる長編擬古物語。作者不詳。全6巻。『夢の通ひ路』とも。

成立年代は不明で、鎌倉時代とも南北朝・室町時代とも言われる。しかし『無名草子』や『風葉和歌集』にこの物語に関する記述がないことから、南北朝時代から室町時代初期までに成立したと考えられる。

一条権大納言と梅壺女御(京極の三の君)の悲恋物語。ある高僧が夢で託された巻物を読むという形式を取り、その巻物の内容がストーリーとなっている点で特異な構成となっている。全体的に『源氏物語』の影響が強く、特に柏木女三宮の話を下敷きにしたと思われる[1]。登場人物が150人近くにのぼる大作で、一条権大納言と梅壺女御の悲恋を中心に、「岩田中納言の流罪」「かざしの君の継子いじめ」などの傍流の物語が展開されるという複雑な構造を持っている。

昭和4年(1929年)、山岸徳平によって発見された蓬左文庫蔵6冊本が唯一の写本である。

脚注

参考文献

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