夢喰見聞
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登場人物
銀星館
- 蛭孤(ヒルコ)
- 主人公。悪夢を糧とする貘。二年前より銀星館に住みつき、悪夢と引き換えに相談客を悪夢から解放する。太陽が苦手で、昼間は自室に篭っている。
- 貘になる以前の名前は黒須千寿(くろすちとせ)。黒須家の蔵に幽閉され、玩具として虐げられる悲惨な日々を送ってきた。それゆえに過去を思い起こすことを恐れ黒須千寿の名で呼ばれることを嫌う。
- 朝比奈 霧霞(あさひな みづき)
- 銀星館の店主。いつも悪夢の相談にやってきた客に珈琲を差し出す。二代目の蛭孤である梓の妹であり、行方を消した兄の帰りを待ち続けている。現在の蛭孤に兄の面影を追っているところがある。
- 三角 一二三(みすみ ひふみ)
- 成金の息子。貘の噂を聞きつけ銀星館にひやかしに来るが、霧霞にひと目惚れしそのまま下宿人となる。明るくお調子者だが、困っている人を放っておけない。那亜夢という名の黒猫を飼っており、いつも一緒にいる。美的センスが悪い。
妄鏡堂
- 戒吏(カイリ)
- 妄鏡堂の主人。現実を好まず暇さえあれば妄想の世界に浸る、妄想をこよなく愛する変わり者。
- シマ
- 妄鏡堂で戒吏の世話をする子供。妄想ばかりしている戒吏に困りつつも慕っている。
- 尚、作者が本作品以前に描いた作品「妄鏡堂」[1]に登場する志摩とは別人。
その他
- 朝比奈 梓(あさひな あずさ)
- 二代目の蛭孤であり、霧霞の実兄。成金男の愛人の子供として生まれた境遇を呪い、その想いが母親を苦しめ死に追いやったのだと自分を責めている。いつも虚ろな表情をしており、自分の滅する場所を求めていた。
- 月白(ツキシロ)
- 蛭孤とは別のもう一人の貘。常に微笑みを浮かべているが残酷。美味い悪夢を求め、他人の悪夢に刺激を与えては更なる悪夢を見せていた。同じ貘である蛭孤に執着する。何代目の月白であるかは不明。