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GBU-57/B MOP

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GBU-57/B MOPは、アメリカ合衆国の大型貫通爆弾(英語: Massive Ordnance Penetrator、略称:MOP)[6]。大型地中貫通爆弾の一種である。

配備期間 2011年[1] -
概要 種類, 原開発国 ...
GBU-57/B MOP
種類 地中貫通爆弾
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 2011年[1] -
配備先 アメリカ空軍
開発史
製造業者 ボーイング[2]
製造数 20[3]
諸元
重量 27,125 lb (12,304 kg)[4]
全長 20.5 ft (6.2 m)[5]
直径 31.5 in (0.80 m)[5]

弾頭 AFX-757/PBXN-114
炸薬量 4,590 / 752 lb (2,082 / 341 kg)[4]
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概要

アメリカ空軍によって開発された30,000ポンド(約13,600kg)、全長6メートルにおよぶ「バンカーバスター」精密誘導爆弾[7]。この爆弾はこれまで最大の重量を持ち、貫通力は61mのスペックを持つ[7]。これはGBU-28(重量5,000ポンド(約2,270kg)、貫通力30m)よりも、総重量、威力ともに大きなものとなる。

MOPの開発は、フロリダ州のエグリン空軍基地内の軍需品理事会、アメリカ空軍研究所で進められ、設計と試験作業はボーイングによっても行われた。主に強固な地下要塞・地下弾道ミサイル・地下指令所の精密破壊用として必要な場合に使用される。

搭載機は、B-2[8]とB-52Hに統合されており、GPSを使用して誘導される[9]。爆弾本体には推進装置がついておらず、高高度からの自由落下による加速と、莫大な自重により、大規模な運動エネルギーを生み出すことで地中への貫通を実現する。人工衛星からの信号を元に、尾翼を動かすことで軌道を調整し、目的の地点を目指す[10]。

2014年度以降、ETR-IIIおよびETR-IV型とよばれる改善型がリリースされている。また空軍では妨害防止コードM GPS信号をMOPに統合するよう努めている[9] 。

開発

2002年にノースロップ・グラマンとロッキード・マーティンは、「ビッグブルー」(Big Blue)として知られた30,000ポンドの地中貫通兵器の開発を行っていたが、財政的な理由と技術的な理由によって開発は中断されていた。

2003年のイラク戦争の後に、バンカーバスター爆弾によって目標とされた攻撃跡地を分析したところ、不十分な貫通力と不満足な破壊力が明らかとなった[要出典]。そこで非常に巨大なバンカーバスターの開発への関心が再燃し、MOPプロジェクトが開始された。アメリカ空軍には、超巨大爆弾に対する軍としての特段の要求はなかったが、大きなサイズの貫通および爆風型の兵器を収集する構想は存在し、それは大規模爆風爆弾(Massive Ordnance Air Blast bomb、MOAB)を含む「ビッグブルー」(Big BLU)コレクションと呼ばれた。

2007年7月19日に、ノースロップ・グラマンは250万米ドルでステルス爆撃機を改修する契約を明らかにした。機数は公表されていないが、各機が2基ずつのMOPを運搬可能なよう改修された[11][12]。

2007年3月14日に、ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場でアメリカ国防脅威削減局(Defense Threat Reduction Agency, DTRA)の保有するトンネル内でMOPの最初の爆発試験が行われた。

2018年1月、ブルームバーグはGBU-57の4回目のアップグレードが完了し、既存の在庫分も改装されていると空軍のスポークスマンであるエミリー・グラボウスキ大尉は電子メールを引用して報じた。この改装により、地中深く埋められた固い目標に対する性能が改善される[13]。

2023年5月、空軍が発表したフェイスブックの写真に新型のGBU-57が写っていたことが明らかにされている[14]。

2025年6月、イランの核施設へのアメリカの攻撃でミズーリ州ホワイトマン空軍基地を飛び立った6機のB-2ステルス戦略爆撃機により計12発のGBU-57A/B MOPがフォルドウの核施設へ向けて投下されたほか、別動機の1機から2発のMOPがナタンズの核施設攻撃のために投下され、少なくとも計14発の当該弾が初の実戦において使用されたと報じられた[15] [16]。

配備

2007年12月、実物大模型の公表とともに、本爆弾が既にミズーリ州ホワイトマン空軍基地の第509爆撃航空団(英語版)のB-2搭載用に実戦配備されたと発表された。この模型は中央側面に巨大な4枚のフィンを持ち、GPSによって誘導され、正確に目標地点に命中した後、直径80cmの弾体が地中に70m以上貫通、爆発するとされた[17]。

2011年11月、アメリカ空軍地球規模攻撃軍団にMOPの納入が開始され、「現状必要とされる性能要求を満たす」とされた。2012年3月時点で、16個のMOPがホワイトマン空軍基地に配備されている[6][18]。

2018年2月8日、新しいバッジのMOP調達のための2,100万ドルの契約をボーイングと結んだ。アメリカ空軍は、2020年7月31日より前倒しでの出荷開始を期待している[9]。

要目

  • 全長 - 20.5フィート (6.2 m)[5]
  • 直径 - 31.5インチ (0.8 m)[5]
  • 重量 - 5,342ポンド (2,423 kg)[4]
  • 弾頭 - AFX-757: 4,590ポンド (2,082 kg)[4]/PBXN-114: 752ポンド (341 kg)[4]
  • 貫通力
    • 200フィート(60m) - 5,000psi(35MPa)、コンクリート
    • 26フィート(8m) - 10,000psi(69MPa)、強化コンクリート
    • 130フィート(40m) - 中程度に堅い岩

ギャラリー

登場作品

『シン・ゴジラ』
大型貫通爆弾をモデルとした「MOP2大型貫通爆弾」が登場。B-2戦略爆撃機からゴジラに対して6発投下され、そのうち2発は表皮を突き破ってダメージを与えることに成功するも、残り4発はゴジラの放射熱線の迎撃によって破壊されてしまう。
『シン・ウルトラマン』
田村班長のセリフのみに登場。その後、宗像室長が米軍にただの「地中貫通型爆弾」を要請した。

脚注

関連項目

外部リンク

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