大曽根地区総合整備事業
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名古屋市北東部のターミナル駅として発達した大曽根駅周辺の木造住宅密集地の再整備による災害対策、国道19号などの道路拡張による渋滞緩和、駅周辺の商業・業務拠点の集積による副都心化の促進などを目的に進められた市街地再開発事業である。
土地区画整理を行う「大曽根土地区画整理事業」を中心に、土地区画整理後の新たな市街地に合わせた商店街の再開発、地権者を含めた共同ビルの建設、駅前広場整備、雨水調整池の建設による洪水対策、国道や駅前広場の地下での公共駐車場の整備など多くの事業が行われた。
この事業の結果、狭い街路の木造住宅密集地や渋滞の問題などは改善されたが、商店街が分断されて人通りが大幅に減少しており、商業・業務機能の集積というもう一方の目的が実現したとは言いがたい為、中日新聞や「名古屋市歴史まちづくり戦略(案)に対する市民意見及び本市の考え方」などで批判もされている。
大曽根地区総合整備事業の総事業費は、民間を含む異なる事業者によって多数の事業として行われているためはっきりしない。
- 対象面積:130ha
沿革
大曽根土地区画整理事業
大曽根駅周辺の木造住宅密集地を再開発し、防災性の向上と国道19号の拡幅や市道赤萩町線の新設などによる交通渋滞の緩和などを目的施工された土地区画整理事業で、「大曽根土地区画整理事業地区」と第2次世界大戦後の戦災復興計画の一環として計画された「復興土地区画整理事業地区」が一体的に行われた。
- 総事業費:43,637百万円
- 施行面積:734,859m2(大曽根土地区画整理事業地区610,712m2、復興土地区画整理事業地区124,147m2)
- 建物移転総数:3,419戸
- 都市計画道路:15路線(幅員50m - 8m)
- 区画街路(幅員25m - 4m)
- 街区公園:2か所(2,843)
- ポケットパーク:1か所(244.9)
大曽根西駅前広場

地上部にはバスターミナル機能を含むロータリーがある駅前広場があり、地下には地下街と公共駐車場・雨水調整池が一体的に整備された。
オズガーデン
大曽根西駅前広場施設として、財団法人名古屋都市整備公社が建設した施設。詳細は大曽根地下街オズガーデン参照。
大曽根雨水調整池
大曽根地下街オズガーデン・大曽根駅前駐車場などと一体的に整備された浸水対策の地下式の雨水調整池である。
名古屋市上下水道局が下水道事業の一環として運営している雨水調整池の中では、最大で約34,000立方メートルの貯水量となっている。
完成初年度の2006年(平成18年)8月22日に発生した64.5ミリ/時の集中豪雨で周辺で浸水被害が発生しなかったことから、浸水対策事業として効果的だったと2006年(平成18年)9月21日付の水道産業新聞第4265号で評価された。


