大韓民国歴史博物館

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専門分野 韓国近現代史
開館 2012年12月26日
所在地 大韓民国の旗 韓国ソウル特別市鐘路区世宗大路198
大韓民国歴史博物館
大韓民国歴史博物館の外観(2024年)
施設情報
専門分野 韓国近現代史
開館 2012年12月26日
所在地 大韓民国の旗 韓国ソウル特別市鐘路区世宗大路198
外部リンク 大韓民国歴史博物館
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大韓民国歴史博物館(だいかんみんこくれきしはくぶつかん、朝鮮語: 대한민국역사박물관英語: National Museum of Korean Contemporary History)は、大韓民国ソウル特別市鐘路区にある歴史博物館である[1][2]。韓国の近現代史を主題とし、資料の収集・保存、調査研究、展示、教育普及などを行う[1]。2012年12月26日に開館した[2]

同館は光化門広場に近接する世宗大路沿いに立地する[3]。建物は地上8階、延床面積11,117平方メートルである[3]

館内には4つの常設展示室、企画展示室、収蔵庫、セミナー室、講義室、屋上庭園などが設けられている[3]。同館は自らを「近現代史をともに作っていく大韓民国代表博物館」と位置づけている[1]

沿革

大韓民国歴史博物館の設立構想は、2008年8月15日の光復節慶祝辞で示された「現代史博物館」建設方針にさかのぼる[2]。2009年には建設委員会規程の制定・施行、建設委員会の発足、建設推進団の発足が進められた[2]。同年10月には名称が「大韓民国歴史博物館」に変更された[2]

2010年11月に着工し、2012年5月に建設工事が完了した[2]。同年9月に組織が発足し、同年12月26日に開館した[2]

開館後も組織改編や施設拡充が行われた[2]。2014年には職制改編が行われた[2]。2015年には企画展示室1・2の増築工事が竣工した[2]。2020年には再度の職制改編が実施された[2]

設立背景

同館の設立は、李明博政権期の歴史・国家像提示と関わる国策事業として論じられてきた[4][5]。学術研究では、2008年の「建国60年」記念文脈の中で、当初は「韓国現代史博物館」や「国立大韓民国館」などの構想が併存しつつ、最終的に「大韓民国歴史博物館」として具体化したと整理されている[4]。また、設立過程の進め方や展示の方向性をめぐって、市民社会や研究者から政治性や叙述の偏りを懸念する批判もあった[4][5]

建築

屋上から見た光化門方面の景観

同館は国家的象徴空間としての光化門一帯に位置しており、建物は旧・文化体育観光部庁舎を改修・転用したものである[3]。公式説明によれば、既存建物の保存活用と地下開発の抑制を通じて、場所の歴史性の継承と埋蔵文化財保護を両立させることが意図された[3]。また、既存構造体を60パーセント以上再利用したグリーン・リモデリング建築として、断熱性能の改善、三重ガラスの採用、太陽光パネルの設置、自然採光・自然換気の活用などが図られた[3]

2021年から2022年にかけて開催された特別展「空間から見る韓国現代史、光化門」では、光化門通りが植民地支配、国家建設、都市再開発、民主化運動、広場政治などの主要な現場であったことが示された[6]

展示

常設展示の中心である「歴史館」は5階にある[7]。日本語版公式サイトでは、同展示は韓国現代史の歩みを紹介する展示として案内されている[7]。展示は以下の3部構成である[7]

  • 「1894-1945 自由、平等、独立を夢見て」[7]
  • 「1945-1987 平和、民主、繁栄に向けて」[7]
  • 「1987-現在 私-大韓民国-世界」[7]

また、常設展示の一部として「現代史遊び場」が設けられている[7]。同館では企画展示も随時開催している[8]。2023年の年次報告では、金融史を扱う特別展「財テクで見た韓国現代史:まとまった金の夢」が記録されている[8]。同年次報告では、韓流と大衆文化を扱う特別展も記録されている[8]。さらに、韓米同盟70周年特別展「同行」も記録されている[8]

展示の改編

同館では開館後も常設展示の改編が継続している[9][10]。2022年には6・25戦争コーナーが再構成された[9]。韓国紙報道によれば、従来展示から一部資料が撤去される一方、北朝鮮の南侵や国連軍参戦に関する資料などが補強された[9]。2023年1月にも、5階歴史館の一部常設展示が更新された[10]。同報道では、政府樹立過程を扱う叙述の構成変更があったことが紹介された[10]

活動

大韓民国歴史博物館は展示に加え、近現代史アーカイブの構築、学術研究、資料収集・登録、保存処理、教育普及、刊行物発行などを行っている[8]。2023年年次報告では、近現代史オンライン・プラットフォームの構築が主要事業として挙げられている[8]。同年次報告では、研究・アーカイブ整備も主要事業として挙げられている[8]。また、学術交流活性化、資料公開、映像アーカイブ整備なども主要事業として挙げられている[8]

評価と論点

大韓民国歴史博物館は、開館当初から展示の歴史叙述をめぐって議論の対象となってきた[11][12][13]。学術研究では、同館が韓国近現代史を再構成しつつ国家の性格を規定しようとする装置として分析されている[11]。同研究では、その視覚的・空間的再現方式も検討されている[11]。また英字紙では、開館直後から産業化・民主化・保守・進歩の歴史叙述の均衡をめぐる議論が紹介された[12][13]

利用案内

観覧時間は、月曜・火曜・木曜・金曜・日曜が10時から18時まで、水曜・土曜が10時から21時までである[14]。入場は観覧終了30分前まで可能である[14]。休館日は1月1日、旧正月当日、秋夕当日である[14]。観覧料は無料である[14]

画像

脚注

関連項目

外部リンク

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