天使に慰められる聖フランチェスコ

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製作年1620年ごろ
寸法204 cm × 158 cm (80 in × 62 in)
『天使に慰められる聖フランチェスコ』
スペイン語: San Francisco confortado por un ángel músico
英語: Saint Francis comforted by an Angel
作者フランシスコ・リバルタ
製作年1620年ごろ
種類キャンバス上に油彩
寸法204 cm × 158 cm (80 in × 62 in)
所蔵プラド美術館マドリード

天使に慰められる聖フランチェスコ』(てんしになぐさめられるせいフランチェスコ、西: San Francisco confortado por un ángel músico: Saint Francis comforted by an Angel) は、バロック期のスペインの画家フランシスコ・リバルタが1620年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。バレンシアカプチン会修道院ラ・サングレ・デ・クリスト (La Sangred de Cristo) の祭壇画として制作された[1][2]が、国王カルロス4世がバレンシアを訪れた時に取得され、スペインの王室コレクションに入った[1]。現在、マドリードプラド美術館に所蔵されている[1][2][3]

アッシジのフランチェスコは1181年にアッシジに生まれた。もともと裕福な商人の息子であったが、財産の相続を放棄し、信仰の道に入った。1224年、彼は聖痕を受ける奇跡を経験し、イエス・キリストと同じ傷を持った[4]

本作は、天使が聖フランチェスコの質素な部屋に現れる場面を描いている[1]。聖フランチェスコが病に苦しんでいた時に、神から遣わされた奏楽の天使がその苦痛を和らげたという[3]。リバルタの作品は通常、版画にもとづいているが、この場面はイタリアの画家ポーロ・ピアッツァ (Polo Piazza) の構図をサデレール (Sadeler) が版画にしたものを利用している。リバルタは、出来事を聖人の日常的環境を包み変貌させる超現実的な光による経験として表しており[1]、人物と事物の存在感を高めるこの力強い光[2]が作品の主役の役割を担っている[1]

バルトロメ・カルドゥーチョ『聖フランチェスコの死』 (1593年)、国立古美術館リスボン

光の重要性は、最初のスペインの自然主義の画家たち、とりわけバルトロメ・カルドゥーチョの『聖フランチェスコの死』 (国立古美術館リスボン) と関連している[1]。リバルタは1620年ごろにカルドゥーチョに出会っており、彼を称賛した。両画家とも同じリアリティに対するアプローチを共有し、それは聖フランチェスコの質素な部屋に見られるすべての事物の質感、人間的な親しみやすさを持つ顔の非常な表現力によって伝えられている[1]。こうした要素は、テネブリスムを深め、図像にインパクトをもたらすために構図を簡潔なものとしていた時期のリバルタがカラヴァッジョに近いことも示している[1]。本作は、マニエリスム様式の名残を一掃している[2]

脚注

参考文献

外部リンク

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