天空の覇者Z

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天空の覇者Z』(てんくうのはしゃツェット)は、宇野比呂士による日本漫画作品。

1997年1月より『『マガジンSPECIAL』に連載開始し、2002年8月に完結した。単行本全16巻。

第一次世界大戦後の世界を舞台に、ナチスドイツの建造した世界最強の艦『Kaiser Zeppelin』、通称Zに乗り込んだ主人公たちの活躍を描く空想科学冒険マンガ。同じ作者による『キャプテンキッド』と関係を持つ登場人物が登場する。

あらすじ

序盤

プロローグ
1908年、シベリアに飛来した隕石の巨大爆発……。それを目撃したのは、若き日のアドルフ・ヒットラーという画家を目指す美形の青年であった。
ベルリン
それから25年後、1933年早春・巴里。最高速500キロのフライングサーカス飛行機「天翔馬号」を駆る竜崎天馬は、スリルとスピードを愛し、冒険を求める快男児であった。メンテナンス担当でメカニックの天才技術者のウェルと共に、天翔馬号で天空の彼方を目指していた。
ある日、公演のために訪れたベルリンで天馬は、偶然に出会った高級娼婦アンジェリーナに一目ぼれしてしまう。しかし、将校に咬みつかれた彼女は、「獣性細胞」が発症しないことから「希少種」とされ、ドイツの秘密警察ゲシュタポに追われる身であった。
ボーデン湖
彼女を連れて逃亡することになった天馬は、ドイツの若き撃墜王 レッド・バロンとの空中戦の末、スイスとの国境に位置するボーデン湖に不時着する。その湖に建造された工場施設で、天馬たちは世界最強を目指して開発された『超弩級空中戦艦Z』を目撃したため、ドイツ軍に拘束されてしまう。
そこから脱走した天馬たちは、反ナチス同盟Zをまとめあげる指導者・ネモ艦長率いるZに搭乗して、ナチスに反抗作戦を展開していくZに協力することになる。ヒットラー率いるナチス軍はアンジェリーナと空中戦間Zを奪還しようとし、Zは執拗に追われることになり、獣性細胞により変異を遂げた「生物兵器」や、空中戦艦Zに匹敵する脅威を秘めた「超兵器」相手に激戦を繰り広げていく。

中盤

アルプス山脈
アルプス山脈を越えようとした空中戦艦Zは、秘剣ブーメランソードの使い手・J・ローズブローク率いる「空賊・タイガー軍団」に襲撃される。天馬の腕に惚れたJは、Zに乗りこんで以降は天馬のライバルにして最高の相棒となる。
空中戦艦Zを確保するため、ネモと並び称される知将 クブリック提督が艦長を務める『超巨人機G』、Zを鹵獲しようと神経ガスを流し込んでくる。天馬がガス導管を切断し、ネモの操船によってGを撃退して窮地を脱する。
イタリア
イタリアに到着したZは、Zの補給と修理のため、難攻不落の要塞に天馬ら4人が潜入する。だが、そこにはZの動力源であるT鉱はなく、ネモの作戦どおり運び出され、ネモはT鉱奪取に成功する。ウェルによって改修されたネオZは、女性将校ベイルマン率いる新たなる超兵器、『聖なる道(ヴィア・サクラ)』との激しい戦闘を制する。
だが、「聖なる道」との戦闘途中に、ヒットラーに命じられた暗殺者 ドッペルがZ艦内に潜り込む。動く獣性細胞の粘菌 ジェネシスによってZのクルー達は大勢が犠牲になり、ドッペルはZ艦内のクルーに変身して指揮系統をズタズタにし、機器を破壊して大混乱に陥れる。だが、粘菌が冷気に弱いという性質や、ドッペルの隠されたルールを見抜いて撃退することに成功する。
カラクーム砂漠
ツングースへ向かうべくカラクーム砂漠を横断するZに、100機以上の戦闘機を従え、T鉱探知装置と反重力砲を2門持つ超巨人機G『ゴグマゴグ』が電撃奇襲作戦で挑んでくる。さらに、「レッド・バロン」ことリヒトホーフェンが率いるヴァルキュリア戦隊「死の翼」の戦闘機が、天馬たちに襲い掛かる。
レッドバロンとの戦闘中、天馬は「最初に扉を開けし者」によって日本での過去を見せられ、ヒトラーの因果を破るために「因果律の王」になるよう勧められるが、これを拒否。流星の剣を折られたものの、力を増したヒットラーとの闘いをも制して、現実世界へと戻る。

終盤

日本
折れた「流星の剣」を修繕するため、天馬はJ・アンジェリーナ達と共に日本に戻る。だが、刀鍛冶の居場所を知るはずの天馬の師匠の娘・華奈は記憶を失っていた。ヴァルキュリア戦隊の2名が天馬たちを襲ったことをキッカケに、アンジェリーナの獣鬼化現象が起こり、日本海軍の将校・西郷志郎に精製T鉱を奪われてしまうが、横須賀基地に潜入して精製T鉱を取り戻す。
華奈の案内により霊峰富士へと向かった天馬たちは、石堂刀匠の命と華奈の血を対価にして、「流星の剣」は復活を遂げる。そこに日本軍の追撃隊とΥ計画の下に開発された『超弩級飛行戦艦 大和』が現れるが、新たに改修されたネオZが現れ、圧倒的な新装備をもって大和を撃破するのであった。

登場人物

作品設定

登場する機甲兵器

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