天竜浜名湖鉄道TH3000形気動車

From Wikipedia, the free encyclopedia

製造初年 1995年[2]
製造数 2両[3]
天竜浜名湖鉄道TH3000形気動車
塗装色変更後のTH3501
2015年12月天竜二俣駅にて
基本情報
運用者 天竜浜名湖鉄道
製造所 富士重工業[1]
製造初年 1995年[2]
製造数 2両[3]
運用開始 1996年2月6日[4][5]
運用終了 2021年5月23日[6]
主要諸元
軌間 1,067[7] mm
車両定員 115名
(座席58名)[8]
自重 30.2 t[8]
全長 18,500[7] mm
車体長 18,000[7] mm
全幅 3,090[7] mm
車体幅 2,700[7] mm
全高 4,100[7] mm
床面高さ 1,240 mm[7]
車体 普通鋼[9]
台車 枕ばね:上枕空気ばね
軸箱支持:軸ばね式[7]
FU50D/T[8]
車輪径 810 mm[10][11]
固定軸距 1,900 mm[7]
台車中心間距離 13,000 mm[7]
機関 カミンズNTA855-R1ディーゼルエンジン[8][10]
機関出力 257 kW (350 PS) / 2,000 rpm[8][10]
変速機 新潟コンバーター製液体式(TACN-22-1614) [8]
変速段 変速2段、直結1段[7]
制動装置 機関排気ブレーキ併用SME [8][11]
テンプレートを表示

天竜浜名湖鉄道TH3000形気動車 (てんりゅうはまなこてつどうTH3000がたきどうしゃ)は、1996年から2021年まで運行していた天竜浜名湖鉄道気動車である[1]1995年平成7年)に2両が製造された。

1987年(昭和62年)3月に日本国有鉄道(国鉄)二俣線第三セクターに転換して開業した天竜浜名湖鉄道は15両のレールバス型気動車で運転を行ってきた[12]が、車体が小型のため輸送力が小さく、多客輸送などに課題を抱えていた[9]。新駅開業により輸送量が増加し、乗客数の変動も大きくなると見込まれたことから、大型の車体を採用した新型車両TH3000形2両を導入することとなった[9]。これにより1995年にTH3501、3502の2両が富士重工で製造された[6]

車体

富士重工業製の軽快気動車LE-DCの一種で、平成筑豊鉄道200形・300形甘木鉄道AR200形に続いて18 m級車体を採用した[13]。開業時から使用されているTH1形などのレールバス型の車両では、バス用部品を多用したリベット構造の車体が採用されたが、TH3000形では一般の鉄道車両と同様、溶接構造を採用し、車体長も3 m延長されている[9]。前面は貫通式、乗務員室は左側で、乗務員室側にのみ乗務員用扉が設けられた[9][7]。運転台窓は視界拡大のため角部に回り込んでいる[7]。前照灯、尾灯は一体のケースに入った角形のものが採用された[7]。900 mm幅の引き戸の客用扉が片側2か所、両車端に設けられた[7]。扉間には上段固定、下段上昇の幅1,200 mmの窓7組が設けられたが、戸袋部に窓はない[7]。全車トイレの装備はない。沿線の緑に映えるよう、をベースとし、オレンジの濃淡のストライプ3本が窓下に入る塗装が採用された[9]。発注者によって仕様が異なっていたLE-DCの仕様が標準化されていく過程の末期にあたる車両[13]であり、車体構造は1998年(平成10年)に製造される明知鉄道アケチ10形以降の車両で採用される第三セクター鉄道協議会の標準仕様に近いものとなっている[14]

4人掛けボックスシート10組を備え、扉付近のみロングシートとなった[7]。後位乗降口付近には車椅子スペースも設置された[9]。座席表布はレンガ色となり、上部には同色のヘッドレストカバーが設けられた[7]カーテンは横引き式となり[7]つり革は出入り口付近にのみ設けられた[9]。天井は平天井となり、屋根内に空調用ダクトが通されている。ワンマン運転用の装備も従来車より改良の上装備されている[7]

走行装置

エンジンは、カミンズ製NTA855-R1ディーゼルエンジンを1基搭載、定格出力257 kW (350 PS) / 2,000 rpmに設定された[10]。車体の大型化、冷房能力の強化に対応し、従来車より出力の大きなエンジンが採用されている[9]。動力は変速2速、直結1速の新潟コンバーター製TACN-22-1614液体変速機を介して2軸駆動の台車に伝達される[8][7]。台車は上枕空気ばね、軸ばね式FU50D/Tが採用された[8][7]制動装置SME三管式直通ブレーキが採用され[8]、抑速用として機関排気ブレーキが併用される[11]。従来車との併結運転が可能であった[11]

空調装置

暖房装置はエンジン排熱を利用した温風式である[7]。冷房装置は能力25.6 kW(22,000 kcal/h)のもの2基が設置された[7]

車歴

TH3000形車歴
形式車両番号製造廃車
TH300035011995年12月[2]2021年5月[15]
TH300035021995年12月[2]2010年9月[16]

運用

出典

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI