奥羽永慶軍記
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史料的価値
本書の自序によると旧記や古老の見聞や直談を交えたものと記されている[2]。あくまでも軍記物語であるが、戦国時代の東北地方の史料は少ないため、厳密な史料批判をした上で参考にせざるを得ず、古くから多くの歴史家に引用されている[1]。
東京大学史料編纂所本の『奥羽永慶軍記』巻二十五に最上義光と伊達政宗の記述がある[1]。伊達政宗については墓の発掘調査では159cmとされ、松尾剛次山形大学名誉教授は東京大学史料編纂所本にある記述と矛盾がないとしている[1]。長身だったという逸話のある最上義光についても松尾名誉教授が東京大学史料編纂所本に六尺余りとあることを確認した[1]。
東北地方の戦国大名の興廃を、温かな視点で丁寧に描いた戦記文学の傑作である。